KAGURA OFFICIAL BLOG

椅子選びで夫婦や家族で意見が分かれた場合は?

2024.2.13

 

 

家族で椅子選びの意見が分かれてしまった


 

 

あなたが夫婦や家族でダイニングテーブルとダイニングチェア、いわゆる「ダイニングセット」を新しく購入する機会を得たとします。

ダイニングテーブルは首尾よく2人の、あるいは家族皆の好みが合致し、丁度良いものが見つかりました。

次はそれに合わせる椅子、つまりダイニングチェアを選ぶことになります。

今回のダイニングセットは「このテーブルを買えば自動的にそれに合わせた椅子が付いてくる」というものではありません。

ダイニングチェアを必要な数だけ、好きなものを選ぶことになります。

そこでご主人と奥様の意見が食い違ってしまいました。

どちらかにお子さんの助け舟があれば、多数決でどちらかの好みで揃えることができるかもしれません。

しかし、お子さんも他の2人とは別のものが気に入っており、すべて違う椅子が選択肢となってしまいました。

そのような時、あなたならどうしますか?

 

椅子選びで意見が分かれることはよくある話


 

 

これは「5点セット」と呼ばれる「ダイニングテーブル1台+ダイニングチェア4脚」のセット購入「ではない」ダイニングセットの購入の際に往々にして起こりうるものです。

また、テーブルはそのまま使用し、ダイニングチェアのみ買い替えるケースでもありえる話でもあります。

ダイニングチェアが複数ある場合は同じもので揃えておきたい、あるいは揃えなければいけないという固定観念があると、互いに好みが分かれた際にその選択に非常に時間を要することになります。

椅子選びで夫婦や家族で意見が分かれることはよくある話なのです。

 

意見が分かれたらそれぞれが好きな椅子を選ぶ


 

 

この「椅子の好みが分かれる問題」はある意味では当然の話ともいえます。

デザインや色の好みは夫婦であっても違っていておかしくはありません。

お子さんが成長していて自己主張も出てくるならなおさらでしょう。

座り心地の感じ方も人それぞれであり、体型やいわゆる「座り癖」も皆異なることから「自分に合う椅子」は人によっても違うのです。

つまり「ベストな椅子」を選ぶうえでそれぞれが異なる好みを主張する、つまり意見が分かれるのは必然とも言えます。

そして、その結果、意見がまとまらないとします。

その際には「それぞれが好きな椅子を選ぶ」ということを優先してください。

それが「意見が分かれた時の解決方法」です。

 

好きな椅子を選んでよい理由とは


 

 

その理由をいくつか説明していきましょう。

まず、デザインの好みは人によっても異なるということ。

椅子は暮らしの道具でありつつもインテリアでもあります。

「見て楽しむ」つまり視覚的に満たされるものであるほうが暮らしにおける満足度は向上します。

そのうえで大前提として考えておきたいのは「椅子の役割とは座るためのものである」という点です。

椅子に座るということは自身の身体を椅子に預けることに外ならず、椅子と身体が常に接している状態です。

その状態で違和感がある、極端に言えば痛く感じる・すぐ疲れるという「座り心地が良くない」という状況はあってはならないことといえます。

食事を美味しく食べ、作業を快適に行い、団らんの時間を楽しく過ごすためには椅子の座り心地は良い方がいいでしょう。

体型や座り癖によってそれを叶える椅子が異なるのであれば、そちらを優先すべきです。

もしくは過ごし方の違いもあります。

家族の中でも立ち座りが多い人もいれば長時間着座していることが多い人もいるはずです。

その「過ごし方」によっても適したダイニングチェアは異なります。

もし自身が「私はゆっくり過ごしたいから」「私は出入りが多いから」という理由でその椅子を選ぶのであれば、やはりそれを優先して良いでしょう。

 

統一感は高さや色合いで演出する


 

 

ダイニングチェアはそれぞれが思うデザインの好み、座り心地の良し悪し、使い勝手で選択して良いのです。

その点さえしっかり把握しておけば夫婦や家族で好みが分かれても汲々とすることは無いでしょう。

しかし、インテリアでもあるという前提で考えた場合、互いに違うものを選ぶことで統一感が欠落することに不安を覚える可能性もあります。

美しいインテリアや空間をつくる条件に統一感や計算された考えは欠かせません。

一見無秩序に見えてもそこにポリシーや明確な考えがあれば、それは「正解」になるのです。

ここで解決方法を提案するとすれば「色合いを揃える」あるいは「高さを揃える」という点です。

同色、もしくは同じ色調のもので揃えることで、異なる色を使用するよりも整った印象を与えることができます。

また、これにより他の部分との境界がはっきりして結果として空間が広がって見える効果も出ます。

もしくは背の低いラウンドバックチェアで揃える、背の高いハイバックタイプで揃えるといった「高さの統一性」があればそこに計算の跡と統一性が見え、空間の質を破綻させることは無いはずです。

 

無着色仕上げの無垢材チェアだからできること


 

 

私ども家具蔵で展開する「ダイニングセット」もいわゆる5点セットでの販売は行っていません。

テーブルのみ・チェアのみの購入も、好みのダイニングチェアを好きな数だけ合わせるのも自由です。

それは、テーブルと椅子の組み合わせがラインナップの数だけ無数にあるということでもあります。

そこで夫婦や家族で意見の相違が出ることはあり、ここまでお話ししたような内容をお伝えしながら座り心地と見た目が共存する家具選びを行っていただきますが、一方で「好きなものを好きなように」、つまり色合いも高さもデザインも全く異なるものを選んでいただくケースもあります。

それが可能なのはデザインがどれも普遍的であること、そし無着色仕上げで製作している点にあります。

普遍的であるがゆえに組み合わせのNGが無いことは自由な組み合わせを可能にします。

そして、無着色ということは自然の色合いそのままを使用していることであり、それは様々な色素の集合体であることから「○○色」と定義できない、カラーコーディネートの範疇を良い意味で逸脱しているものであることを意味します。

つまり「合わないものは無い」ので好きなものを選んで組み合わせても破綻しないのです。

 

 

そうは言っても「皆それぞれ違う椅子」というのも意外と勇気がいるものです。

しかし、自身の感性で選んだお気に入りのダイニングチェアはいつもの日常をより華やかに楽しいものとしてくれます。

要はバランス、でもあるのですが、その点をふまえたご案内を家具蔵各店でも行っていますので、ダイニングチェア選びの際にはぜひ一度お立ち寄りください。

 

家具蔵の無垢材チェアがある暮らしの風景はこちらから

 

 

 

 


最近の投稿

カテゴリー

月別アーカイブ

  • [—]2024 (167)
  • [+]2023 (366)
  • [+]2022 (364)
  • [+]2021 (365)
  • [+]2020 (368)
  • [+]2019 (366)
  • [+]2018 (85)
  • [+]2017 (65)
  • [+]2016 (69)
  • [+]2015 (44)
  • [+]2014 (32)
  • [+]2013 (62)
  • [+]2012 (130)
copyright AIDA Co,.Ltd. All Rights Reserved.