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チェリー材の無垢材テーブルに合わせる椅子は何が良い?

2024.3.20

 

 

非常に高い人気を誇るチェリー材。

正式名称は「アメリカンブラックチェリー」で、家具蔵でも人気が高い樹種のひとつです。

チェリー材の魅力は多々あります。

チェリー材と聞くと思い浮かべるその赤みを帯びた木肌の色。

これは経年による木肌の色の変化で表情に深みが増していったものです。

色が変わる進度の早さと最初期からのギャップの大きさは他の樹種と比較しても随一で、「使い込むことで味わいが深まる」という無垢材家具の魅力を楽しむにはもってこいの樹種とも言えます。

滑らかな質感と相まって、見る人と使う人双方を惹き付ける魅力があることはその人気の理由のひとつでしょう。

チェリーというのはいわずもがな「桜の木」です。

桜は周囲に人を集め、またチェリーの木に生る果実は陸からも空からも様々な生き物を呼び寄せます。

赤という色は食欲を増進させる効果があり、その要素を持つチェリー材はこのような意味合いからも家族や来客が集まるダイニングテーブルにも良く合います。

内装材や床との関係性においては非常に汎用性が高い=どのような空間にも合うものですが、せっかくであれば美しく映えるダイニングとしたいものです。

それにはチェリー材のテーブルと組み合わせる椅子の樹種の選択も大きなカギとなってきます。

 

ルールは無いがセオリーはある


 

 

基本的にチェリー材に限らず「この樹種のテーブルにはこの樹種のチェアを合わせなければいけない」「この色のテーブルはこの色や材質の椅子と揃えなくてはならない」という決まりはありません。

いわばルールは無いということです。

無垢材のテーブルに異素材であるポリプロピレンやグラスファイバー製のチェアを合わせても良いでしょう。

そのうえで美しく見えるかどうかが、空間の雰囲気と自身の気分の向上に大きく影響します。

もうひとつ、チェア・椅子というものは言うまでもなく座るためのもので座り心地が良いことは必須条件です。

また、毎日使用するものなので耐久性やメンテナンス性も重要でしょう。

そこで私ども家具蔵ではチェリー材を含めた無垢材でチェアを製作しています。

見て美しく、座って心地よく、高耐久でメンテナンスも可能というチェアを無着色で受注製作しています。

無着色ということは自然の色味であり、それは様々な色素が相まってそう見えている、というものと言えます。

つまりそこには厳密なカラーコーディネートの縛りは無く、その合わせにやはりルールはありません。

そのうえで「このように合わせると上手くいく(見える)」という「セオリー」は存在します。

今回はチェリー材の無垢材テーブルに合わせる無垢材チェアの樹種は何を選ぶべきか、について解説していきます。

 

同材で合わせるのが王道だがケヤキ材も面白い


 

 

ダイニングテーブルとダイニングチェア、つまりダイニングセットにおいて同じ色、あるいは同じ色合いのものを揃えるというのは王道であり定番です。

多くの人が採る選択であり、そこに間違いはないでしょう。

チェリー材の無垢材テーブルの場合、そこに当てはまるのは同じくチェリー材の無垢材チェアです。

この組み合わせは同じ樹種・色合いであることの「統一感」を生み出します。

同時にテーブルとチェアだけ置いてあるダイニングスペースは少ないので、他のインテリアや家具との合わせの意味でも破綻が少なく、いわば「バランスがとりやすい」組み合わせです。

奇抜なことは必要ない、チェリー材が好き、統一感を重視する、ということならチェリー材の無垢材テーブルに合わせる無垢材チェアの樹種はチェリー一択となるでしょう。

一方でケヤキ材も面白い選択です。

チェリー材のように赤みの強い色合いですが、大きな違いはその明瞭且つ迫力のある木目。

そのギャップが上手くメリハリを演出し、空間を立体的に見せてくれることでしょう。

 

異樹種の組み合わせはチェリー材よりも濃い色合いのものを選ぶ方が良い


 

 

一方でチェリー材の持つ他の樹種や色との相性の良さを生かし、ダイニングスペースに少しのインパクトとメリハリを付けるなら敢えて異なる樹種を組み合わせるのも「有り」です。

この場合、好相性となるのはチェリー材よりも濃い色合いを持ったものを選ぶことです。

そのことでチェリーの持つ暖かみのある色合いを引き立て、同時にその濃い色合いがダイニングスペース全体を引き締めることに貢献します。

 

チェリー材×「ウォールナット材」


 

 

そのうえで一番取り入れやすいのはウォールナット材でしょう。

黒にも近い濃茶の色合いはテーブルに対するチェアのように「ポイント」で使用することで、よりダイニングスペースの引き締めに寄与します。

使い込んでいくとその色合いはまろやかにやさしく変化していくので、当初の色合いのメリハリ感は薄れますが徐々にチェリー材とも馴染んでいくことで違った楽しみを味わうこともできます。

 

チェリー材×「サペリ材」


 

 

もうひとつお勧めなのが「サペリ」材です。

アフリカ産で「サペリマホガニー」とも呼ばれ、世界三大銘木の一つであるマホガニーに風合いが非常に似ていることから、家具材だけではなく楽器材としても評価の高い樹種です。

ウォールナット材よりも華やかで、チェリー材よりも落ち着きのある茶色みの強い赤褐色はウォールナット材同様にチェリー材の周辺に置くことでテーブルを際立たせ、空間の引き締めとメリハリを生み出します。

特にチェリー材を1年~数年使用して色が濃くなった際の見栄えは抜群です。

 

 

インテリアの作り方も一昔前に比べて画一的なものではなく、「自分らしさ」を表現する選び方にシフトしてきています。

見て楽しく、使って心地よい。

そのような「好きなモノに囲まれる暮らし」こそが、居心地の良い住まい方に繋がっていきます。

テーブルとチェアの組み合わせもしかり。

私ども家具蔵でも様々な角度からアドバイスしながら、ベストなダイニングセット選びをサポートいたします。

 

チェリー材のダイニングセットの使用事例はこちらから

 

 

 

 


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