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ダイニングチェアは「アーム付き」「アーム無し」のどちらを選ぶべきか

2024.4.1

 

 

ダイニングチェアは「アーム付き」「アーム無し」に分かれる


 

 

ダイニングチェアとは言うまでもなく、ダイニングテーブルで食事や作業を行う際に座るための椅子を指します。

基本的にはダイニングテーブルと対を成す存在であり、そのことからテーブルとデザインや色合いを揃えたものも多く見られます。

また、高いデザイン性を持つものはインテリアとして成り立つものにもなるので、それ単体で使用されるケースも多く見られ、ものによってはリビングチェアのような役割を果たしているものもあります。

ダイニングチェアにも様々な形状・デザインが存在しており、その種類はまさに星の数ほどと言って良いでしょう。

そのなかでもいくつか種類を細分化することができます。

大きなところでは、まずは「ハイバック」「ミドルバック」「ローバック」「ラウンドバック」と分けることができる「背もたれの違い」。

そして座面にクッションがあるか無いかといった違い。

そしてアーム、つまり肘掛けが「有る」か「無い」かの違いが挙げられます。

 

アームの有無の選択は「どのように過ごすのか」を基準に


 

 

ここに挙げた違いは、座り心地やその場での過ごしやすさを考えるうえでどれも重要な要素となりえます。

また、それぞれはデザインの好みを選定するうえでも大きなウェイトを占めるものとなるでしょう。

その中で案外「迷う」ことが多いのが最後に挙げた「アームが有るか・無いか」ではないでしょうか。

同じデザインのダイニングチェアでもアームの有無を選ぶことができるものも多く、それによって価格などが変わることもあるとやはり吟味の対象となってきます。

このアームの有無についてどちらを選ぶかにおいてはデザイン的な好みを除けば、そこでどのように過ごすことが多いのかという点で選ぶべきと言えます。

 

寛ぎたいならアームチェアを選ぶ理由とは


 

 

「どのように過ごすのが多いのか」とは具体的に言うと「ゆっくり寛ぐことが多いのか」「頻繁に立ち座りを行うのか」という違いとなります。

アーム付きのチェア(アームチェア)でゆっくり寛ぐということは必然的にアームに肘を置く姿勢になるはずです。

椅子のアームは基本的には自身の肘=腕を置くためのパーツであり、それは自身の腕の重みをその場に預けるということに外なりません。

着座時の身体的な負担を軽減するにはバランスの良い体圧分散が効果的であり、臀部・背中だけでなく足裏や腕からも体圧を分散できることがより負担の少ない座姿勢を確立することができることにつながります。

肘掛けを使用する=自重を預ける場が多くなるほど効率の良い体圧分散につながり、身体全体への負担が減ることで楽な姿勢で着座することを可能にする=寛ぐことができる、というわけです。

しかし、椅子に着座してもすぐに立ち上がって他の場所へ移動する、つまり「立ったり座ったり」が多い人の場合、そもそも寛いで座るということが考えづらく、出入りの際にアームが邪魔になることも考えられます。

そのような人はアーム無しのダイニングチェア(アームレスチェア)を使用する方が理にかなっていると言えます。

 

使用するテーブルの事情によって変わる椅子の選び方


 

 

あるいは使用しているテーブルのサイズや仕様によっても選択は変わってくるでしょう。

一般的な4本脚のテーブルであれば、その脚と脚の間にしか椅子は入りません。

アームチェアはアームレスチェアよりも総幅が大きくなることも多く、そのスペースを鑑みた際に、結果として必要な数量の椅子を並べることができないことからアームレスチェアの選択を余儀なくされるケースはありえます。

同様にアームがテーブルの天板の下に入らずにテーブル周辺に余分なスペースを要してしまう、あるいは椅子がテーブルから離れてしまって使いづらいというケースも考えられます。

この場合もアームチェアでもアームの丈の短い「セミアーム」を選ぶか、もしくはアームレスチェアを選択するのが良策となることがありえます。

 

試座の際には「椅子の中で色々な姿勢をとる」こと


 

 

テーブルの仕様やサイズによるダイニングチェアの選択に制限が無いとして、アームチェア・アームレスチェアのどちらを選ぶのか。

それは個々で考える「過ごし方」を基準にするのがベストです。

とはいえ、ダイニングチェアもインテリアであり空間を彩るものですから見た目も非常に重要です。

まずは「これ可愛い」「これ素敵」という第一印象を重視して問題ありません。

その後に自身の暮らし方にそのデザインは向いているのかという点を考量すると良いでしょう。

ダイニングテーブルでは食事をとることがメインでその前後はソファや別の場所で過ごしていることが多いのであれば寛ぎを求めるためのアームは不要かもしれません。

逆にダイニングスペースで長く過ごす=食事以外の時間もそこで様々なことを行うのであればアームは有る方が疲れにくいはずです。

そして、椅子を選ぶ際には必ず試座を行うことをお勧めします。

できれば靴を脱いで自身の足裏が床に着くかどうかを確認できるとベターです。

そのうえでぜひ試してほしいのが「座った状態で様々な姿勢を試すこと」です。

特に長時間座ることが想定される人、アームチェアを選ぶ人は必ずやっておいた方が良いでしょう。

人は長時間同じ姿勢でいることができません。

必ず身体を一部でも動かしたくなり、また、動いてしまいます。

足を組む・浅く座ることが多いなどの個々が求める「座りグセ」もあるはずです。

そこで自身が一番寛ぐことができると思われるものを含め、様々な姿勢をとってみて「痛く感じない」「フィット感が損なわれない」「身体を着座時に自由に動かすことができる」ものを選ぶことをお勧めします。

そうすれば長時間座っていても疲れにくい椅子を購入することができるはずです。

 

 

椅子の座り心地や使いやすさはともすれば住まいそのものの快適性を左右します。

デザイン性・過ごし方・様々な姿勢に対応できる構造、これらが高い次元で確保されている椅子を使用したいものです。

私ども家具蔵でも熟練の職人が手仕事で作りあげる無垢材チェアを各種ご用意しています。

は工場直営店のスタッフがその選び方を丁寧にお伝えいたしますのでお気軽にお立ち寄りください。

 

家具蔵の無垢材チェアのある暮らしの事例はこちらから

 

 

 

 

 


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