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ペットと一緒に暮らしている人の家具の選び方とは?

2024.6.26

 

 

今日、国内で何らかのペットを飼っている人の割合は全体から見て約26%となっています。

これは4人に1人はペットを飼っている計算になります。

可愛いペットと暮らしを共にすることで、より日々の生活にも張りや潤い、楽しみも増えていきます。

同時にペットと一緒に暮らしていくにあたり、住まいの仕様や、時には家具も「ペット仕様」にしていくことが必要です。

 

ペットと一緒に暮らしていても快適で安心な家具


 

 

ここで「ペット仕様の家具」とは通常の家具とは異なるものなのか、という疑問が湧いてきます。

構造やサイズもしかり、素材や生地・全体の仕上げ塗装などが他の家具と著しく異なり、準備するのもたいへんということであればなかなかハードルが高く感じてしまいます。

実際は「ペット仕様の家具」イコール「ペットと一緒に暮らしていても快適で安心な家具」ととらえてよいでしょう。

犬や猫などは爪や歯で家具を傷つけてしまうことがあるかもしれません。

また、思わぬ粗相で家具や生地を汚してしまうことも想定しておくべきです。

これはペットも生きものである以上仕方のないことであり、その時に必要以上にがっかりしないもの、あるいは容易にリカバリーすることができるものであることが「ペット仕様の家具」といえます。

 

ペットが傷みをつけてもよいものを選ぶ際の選択肢


 

 

特にペットがまだ幼い時期はいろいろと気を揉むものです。

排泄物などで汚さないか、爪や歯でボロボロにしてしまわないか。

そこでひとつの選択肢としてあるのが「傷みが出てもすぐに買い替えができる安価品の家具を使う」ことです。

反対に汚れや傷みが生じることもふまえてそれでも「自身の好きなもの」を選ぶ人もいます、

両者の家具を選ぶ「動機」は実はそうは変わりません。

「ペットが傷みをつけてもよいものを求める」

この一点において両者の考えは共通しています。

しかし、そこから向かう先、つまり選択肢が異なるのです。

安価品を選ぶのか、長く使用できるものを選ぶのか、という違いです。

前者(安価品を選ぶ)は、家具というものは劣化し、買い替えるものであると考えています。

後者(好きなものを選ぶ)は、家具は傷なども味わいとなるものを選ぶことを重視し、そして修復することも前提としながらできる限り長く使用するものと考えます。

後者の考えに沿うならば、仮にペットが家具に傷みを付けてもそれすら味わいになるもの、あるいは修繕を行うことができ、長く使用できるものを選ぶのです。

そこで選択肢に浮上してくるのが無垢材です。

 

木製家具には違いがある


 

 

そもそもダイニングテーブルやダイニングチェア、各種ボードなどの家具には様々な素材のものがありますが、その中でも木製のものは非常にポピュラーです。

大きく「木製家具」とカテゴライズされるなかで、さらに「木質系加工材家具」と「無垢材家具」に分かれます。

前者の代表格である合板は、大量生産が可能で扱い易く、同じものを安価に作ることを目的としています。

合板とはベニヤ(木材から薄く剥かれた「単板」のこと)を何枚か積層して接着したものこのことです。

その表面に化粧シートや、突板を圧着し加工した工業製品で多くの場面で目にすることができるものです。

最初は美しくても経年での劣化が起こることは否めず、表面材と心材に分かれている構造もあって、傷(ペットに起因するものなら噛み跡や引っ掻き傷など)が生じた際には内部の下地が露出することで見た目も損なわれます。

あるいは張り付けた面材が剥がれてくるといったことも起こりえるでしょう。

基本的にこのようなものは修復して長く使用することが前提ではないので、いずれ買い替えを強いられるようになるのです。

対して無垢材はいわば「木そのまま、木そのもの」、わかり易く言うと丸太の木から伐り出した板材であり、木質系加工材で起こるような下地の露出による見た目の劣化や表面の剥がれといった事態は起こりません。

仮に傷がついても無着色で仕上げたものであれば表面の色合いも美しく変化するので、傷も目立ちにくくなります。

そして、木質系加工材家具との決定的な違いは「削って修復できる」点にあります。

これができることで、噛んだり引っ掻いたりといったことによる傷も綺麗に直すことができます。

そのうえで無垢材は非常に耐久性に富んだ素材で丈夫ですので、長く使用できるというわけです。

 

ペットと暮らす人のソファ選びのポイント


 

 

ソファ選びもペットを飼っている人には悩みのポイントになることもあります。

しつけをしていても、ソファを爪で傷つけたり、粗相をして汚したりする可能性があるためです。

それを見越してソファを選ぶには耐久性が強く、掃除がしやすい生地を選ぶことが大切です。

耐久性が強い素材というとレザー、つまり革を連想しますが、汚してしまうと手入れが大変で、仮に合皮を選ぶと耐久性の点で不安があります。

何かが起きても洗濯が可能=清潔感を保ち、衛生面でも安心なのはやはり「布」です。

そのうえでフルカバーリング、つまり自身で着せ替えができるようなものを選ぶ必要があります。

且つ、毛足が短いものを選ぶのがお勧めです。

仮に布製の張地であっても、毛足が長いものを選ぶと犬なら穴掘り行為・噛みつき、猫なら爪とぎなどをソファを使って行う可能性があり、そのいずれも生地を傷めるものです。

毛足が短いことで、上記のような行動は比較的抑えることができ、また、抜け毛が落ちても掃除がしやすくなります。

撥水スプレーなどで事前にコーティングしておくのも汚れ対策としては有益です。

 

 

ほかにも床にラグやカーペットを敷くことでペットの膝への負担を軽くする、ソファは低めのタイプを選択することで乗り降りの動作をしやすくするなど、考えてみるとじつに様々なことでペットの助けになるものです。

犬や猫と暮らしを共にすることは、人にとってもペットにとってもストレスなく快適に生活ができる空間と家具を使用する必要があります。

今回の内容を踏まえて、実際に無垢材家具を検討してみようかと考える人もいるかもしれません。

その際には、一度家具蔵各店にてスタッフに相談してみて下さい。

ペットにストレスの少ない、そしてご自宅にピッタリの最適な家具をご案内いたします。

 

家具蔵の無垢材家具のある暮らしの事例はこちらから

 

 

 


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