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ソファを美しく見せ、使いやすくする「レイアウト」のコツとは?

2024.7.12

 

 

リビングエリアの中でも大きなスペースを占めるソファ。

様々なデザインや種類がありますが、このソファ選びとレイアウト次第で空間の見え方や過ごし方は大きく変わります。

我々家具蔵にいらっしゃるお客様でも

「カウチソファが希望だがどんなサイズがよいのか分からない」

「リビングで家族4人で寛ぎたいがどんなレイアウトが良いか」

といったご質問もたいへん多く、やはりその類のお悩みは多いのだな…、と感じます。

間取りやお部屋の広さ、さらには家族構成によっても最適なスタイルは異なります。

今回はソファを選ぶ際の「サイズの見極め方」と「レイアウト」について、どのような効果を空間に与えることができるかを見ていきましょう。

 

暮らしに適したソファのサイズを選ぶ


 

 

ソファのサイズ選びは部屋の広さや人数だけでなく、「どのように過ごしたいか」という目的も考慮して選んだ方が良いもの。

必ずしも居住人員が多いから大きいソファが良い、というわけでもないのです。

例えば、「3人家族だからと3人掛けを選ぶ」。

皆で並んで過ごすことは仲良く団欒を過ごすイメージがありますよね。

ただ、横一列に並ぶと意外と会話がしづらかったり、中央に座る人は肘掛を使用できず、皆が必ずしも居心地が良いわけではありません。

むしろ2人掛けソファにプラスして、1人掛けソファをL字になるように配置した方がコミュニケーションもしやすく、それぞれがゆったりと座れるメリットもあります。

当然、空間との相性や広さの問題もあり、全てのリビングでそのレイアウトが叶うわけではありませんが、ゆったり過ごすために居住人員以上の大きさのソファを選ぶこと

があるように、「過ごし方」や「快適性」を考えたレイアウトを考慮してサイズ選びを行うと良いのです。

 

部屋全体のバランス感を大切に


 

 

上記でお話ししたように、ソファのサイズやレイアウト決めには空間全体とのバランスを考えることも大切です。

当然、空間の広さに対してソファそのものが大きすぎてもいけませんし、広々とした空間にはそれ相応の大きさのものが無いと全体のバランスを損なってしまいます。

配置の仕方や場所も重要です。

例えば、ソファを腰窓の前や壁際に置いた際には左右に適度な空間が余ったほうがバランスよく見えます。

更にはソファの横にスタンドライトや観葉植物、サイドテーブルが置けるぐらいゆったり感があると、適度な余白が空間に生まれ、奥行感が生まれる=広く見えるのと同時に、インテリアエレメントによる空間のグレードアップや快適性に繋がります。

腰窓の前に置く場合は、窓の幅とのバランスや中央部の揃え方も綺麗に見せるためのポイントとなるでしょう。

ソファそのものの「高さ」もまた大きなポイントです。

ハイバック(背もたれが高い)のソファなどは、配置する場所によっては高さがあることによって圧迫感が生まれたり、いわゆる「壁」「仕切」となることで空間の連続性や広さが無くなったりします。

窓部の前に配置する場合には開け閉めの邪魔になることもたびたび見受けられます。

家具蔵の無垢材ソファのように、高さを抑えたタイプを選ぶことをお勧めします。

 

壁際に寄せて配置する際のポイントは


 
 

 

ソファを壁に寄せてレイアウトすると空間全体を有効に使え、床面積が多く見えることで空間全体が広く感じられるのがメリットです。

プラスしてソファの前にラグを敷くことで空間全体が締まり、自然な「ゾーニング」も可能になります。

そういったレイアウトの場合には、ソファの張地と壁の色の相性もポイントとなります。

白い壁の前に白基調のソファを置く。

基本的にこうすることで空間全体は広く見えるものです。

ただ、壁とソファが同じ雰囲気になることで全体が単調に見えてしまうリスクも。

このような場合にはクッションにはっきりした色や柄を持ってきたり、素材感が異なる(例えば凹凸があるなど)カバーリングを選ぶと立体感が出て、

空間にメリハリが生まれます。

また、リビングに広さを感じることができない場合にはできるだけ部屋の隅にソファを寄せたくなりますが、あまりピタッと壁につけてしまうより、ほんの少し壁とソファの間にスペースを空けて置く方と余裕が感じられ、バランスよく見えるのです。

併せてレイアウトする観葉植物やスタンド照明など幅は小さくても背の高いものを置くことで、高低差によるメリハリと「フォーカルポイント」を空間につくり、

より広く見せるような視線を誘導が可能になります。

 

部屋の中央に配置する際に気を付けることとは


 

壁際に収納がある場合や、窓やテレビとの位置関係によっては、ソファをLDの中央に、つまりダイニングに背を向けるように、空間の間仕切り的な役割も兼ねてレイアウトすることも多くみられます。

また、面積の大きなリビングなどはソファを壁際に寄せてしまうことで、空間の余白が大きくなりすぎてバランスが悪く見えることも。

これはソファに限った話ではなく「家具を置く場所」と「余白スペースの割合」を考えることは「見え方」「暮らし方」を家具から考えるうえでたいへん大事なポイントです。

「中央にソファを置くと圧迫感が出て狭く見えるのでは?」

とソファを部屋の真ん中に置くことに抵抗のある人もいるでしょう。

しかし、さきにお話したように背もたれの低いソファならそれはあまり気にならないはず。

さらに家具蔵の無垢材ソファのように床部からの浮き・余白のある「脚」をもったものであれば、逆に空間の面積を広く感じさせてくれる効果もあります。

このレイアウトの場合、ラグなどのエレメント使いで全体のまとまり感をつくることが重要なポイントとなります。

また、ソファを中央に配置するときに気になるのがソファの背面のデザイン。

家具蔵の無垢材ソファのように背面が見えることも想定したスッキリしたデザインのものが空間に圧迫感を与えることなくレイアウトできて良いでしょう。

ソファ背面を有効に使うという意味では、本体背面に寄せて高さが同じか低めの収納家具などを置くこともよくお話ししています。

 

ソファを2台組み合わせる場合には


 

 

複数でソファに座る場合、1列に並びながら会話するのは難しいもの。

そこで2人掛け+1人掛けなどでL字に置きましょう、というお話は冒頭でも出ました。

L字だけでなく、2台を向かい合わせに配置するという「応接室」スタイルもややフォーマルな感じで面白いですね。

しかし一般的に多いのはL字スタイルのカジュアルなもの。

斜め45度の対面性がリラックス感のある自然なコミュニケートを可能にしてくれます。

コーナー部分にはテーブルや間接照明、大きなグリーンなどを置くと印象が大きく変わります。

おそろいのタイプを揃えるのでなく、敢えて異なるデザインを並べることで空間のメリハリも生まれ、過ごし方の好みを満足させることもできます。

例えば家具蔵でも無垢材フレームに上質なヌメ革を合わせた「LDアームチェアDUO」を無垢材ソファに合わせるレイアウトを良くご紹介していますが、

ソファよりもコンパクトで移動もさせやすく、たいへん便利とご好評です。

 

 

意外と奥深いソファのあれこれ。

デザイン、大きさ、レイアウト。

いつも目に入り、来客時にも主役級となる家具です。

見え方・快適性・もちろん耐久性やメンテナンス性もとても重要。

家具蔵でもこういったお話を踏まえ、多種多様なご提案で皆様をお待ちしいます。

寛ぎの時間を充実したものにする第一歩として、お気軽にお声掛け下さい。

 

家具蔵の無垢材ソファのある暮らしの事例はこちらから

 

 

 

 

 

 

 


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