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ローテ―ブルを一枚板天板から選ぶ

2024.7.14

 

 

一枚板はテーブルでの活用が主流


 

 

無垢材テーブルのなかでも非常に人気が高い「一枚板」。

原木から採り出され、一切の接ぎなどを行わずありのままの形状・木目を楽しむ、いわば「木そのもの」といえるものです。

一枚板で作られる家具の花形と言えばテーブルです。

現代の洋間が多い住まいでは、やはりダイニングテーブルとしての活用が多く、カウンター材として幅狭のものを探す人もよく見かけます。

そしてローテーブル。

座卓、またはリビングテーブルと言われることもありますが、今回はこのローテ―ブルと一枚板天板のお話をしていきましょう。

 

「座」の暮らしから「椅子の暮らし」への変化


 

 

床に座って食事や作業を行う「座の暮らし」は、かつては日本人にとって当然のスタイルでした。

靴を脱いで住空間で過ごすという、日本が持つ清潔な様式だからこその文化といえます。

日本の食卓にテーブルと椅子が広く一般的になる前は、日本人は座卓や卓袱台(ちゃぶだい)を囲んで食事をしていた時代が続いていました。

1950年代終わりごろから始まる、本格的な日本の集合住宅の歴史。

この頃にはすでに「ダイニングキッチン」という考え方がありましたが、初期の間取りは和室の一部屋を居間、食堂、寝室、として多目的に利用するもので、そこではまだ「座の暮らし」がまだまだ一般にも有力なものでした。

やがて、和室=畳の暮らしがありながらも洋室=フローリングの住まい様式が広まってくると同時に、食事を採るのが和室の座卓ではなく、キッチンに付随する場所でのダイニングテーブル+ダイニングチェア、となっていきます。

そして今では床に座って食事を採ることが基本、という家庭は逆に非常に少なくなり、ダイニングセットでの食事が大勢を占めるようになったのです。

その間、およそ70年程。

意外と最近の生活様式の変化であることがわかります。

 

「椅子の暮らし」の特徴は


 

 

椅子の暮らしの特徴のひとつに「立ち座りが容易」ということが挙げられます

床から立ち上がる際には、低い位置から身体を起こすので腰や腕の力が多分に必要です。

膝などへの負担も加齢とともに大きくなることもあります。

椅子の暮らしには、その負担がありません。

布団から起き上がるより、ベッドから起き上がる方が楽なのと似ています。

「楽に快適に過ごしたい」という欲求の高まりと定番化から椅子の暮らしは多くなってきています。

 

「座の暮らし」の特徴は


 

 

「座の暮らし」、すなわち座卓やローテ―ブルを使用する暮らしでは、姿勢の自由度が格段に上がるということ。

座った状態から寝転がることができる「楽さ」は食事の直後こそ、行儀と健康の両面からあまり良いものではありませんが、皆さんも一度は経験したことはあるのではないでしょうか。

また、基本的に目線が低くなることと、家具、つまりテーブルに高さが無くなることで空間自体を広く感じることができる、といった点は「座の暮らし」のメリットと言って良いでしょう。

 

見直されてきている「座の暮らし」


 

 

そんな中で、一時期は洋室での「椅子の暮らし」こそが至高、とされてきた一時代を経て、「座の暮らし」もまた見直されてきています。

長く「座の暮らし」を営んできた日本人の心の中には、それを行うこと=ローテ―ブルを使用することに潜在的な安心感があります。

その上で、ここ最近の新築やリノベーションの現場では、室内に畳のスペースを設けるようなことも多くなっています。

また、フローリングの上にユニット畳を敷き詰めたり、藤のゴザをしいたりして、そこで素足で過ごすという方も増えています。

これもやはり私たち日本人が潜在的に欲している「座の暮らし」をカタチにしたものといえるでしょう。

椅子の暮らしのメリットやスタイルを享受しながら座の暮らしも楽しむ。

かつてのような一元的なスタイルの浸透の時代を経て、様々な要素を組み合わせて、本当に自分たちが心地よい暮らしを求める、そのように住まい方に対する考え方のレベルが向上した、とも言えます。

 

ローテ―ブルも一枚板天板から選ぶ


 

 

そんな座の暮らしで必要になってくるのがローテーブルです。

畳の床に座り、お茶を飲んだり、食事をしたりする場所として、やはりテーブル欠かせません。

ローテーブルにも様々ありますが、畳などの天然素材且つ和の雰囲気に合わせるのであれば、一枚板のものがやはり合うはずです。

和室には自然との親和性を図った要素が多々あり、それを構成する各部もやはり自然素材であることが多いものです。

同じ自然素材であり、もはや「そのもの」でもある一枚板がぴったりとその雰囲気に合致します。

一枚板天板となる樹種には洋の東西を問わず多様なものがありますが、日本国内のものにこだわる必要はありません。

例えば北米産のアメリカンブラックウォールナットは、その水墨画を思わせるグラデーションと木目から和室にはとても良く合う樹種として知られています。

 

 

家具蔵各店には多くの一枚板天板が常時展示されています。

一枚一枚、その木の生き様を感じながら自分自身に合う一枚を探すということは何とも言えない体験になるはずです。

脚は「ノックダウン式」で座卓からダイニングテーブル、またはその逆に脚を付け替えることも可能です。

また「D&L脚」も脚を置き換えるだけでローテ―ブル、ダイニングテーブル両方を楽しむことができます。

家具蔵では専門のスタッフがお客様に合った一枚を丁寧にご提案致します。

ぜひ一度、家具蔵各店で自分だけの一枚板に出会う体験を。

 

家具蔵の無垢材一枚板天板の詳細はこちらから

 

 

 


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