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「家族の風景」をつくる無垢材家具

2022.3.23

 

 

誰にでもある「記憶のかたすみに残るもの」


 

 

これを読んで下さっている皆さんにもたくさんの思い出と目に浮かぶ情景、というものがあると思います。

人が覚えている記憶というのはおおよそ3~4歳ごろからのものといわれています。

そこから積み重ねてきた記憶の階層、というようなものが積み重なり人は大人になっていくのではないでしょうか。

その記憶や思い出は家族や友人・知人との触れ合いだったり、ふとした景色や眺めだったり、はたまた匂いや感覚などの目に残らないものだったり様々でしょう。

そんななかで

「あの場所にはいつも“これ”があったな」

「いつも“あの場所”でおしゃべりしたよね」

「あなた、あのとき“それ”をとても気に入っていたのよ」

「昔ここにあった“あれ”は今どこ?」

といった「記憶のかたすみに残るもの」があるはずです。

 

 

「家族の風景」と無垢材家具


 

 

人の記憶の最初にくるものはたいてい「家族」にまつわるものなのではないでしょうか。

ご両親やご兄弟などとの何気ない日常や会話。

そんな思い出を家具蔵では「家族の風景」と呼んでいます。

無垢材でつくる家具=無垢材家具はそんな「家族の風景をつくる」お手伝いができると考えるのです。

 

 

「家族が集まる場所」になる無垢材テーブル


 

 

家の中で家族が集まって食事をする場所がいわゆるダイニングテーブルだ、という人は多いでしょう。

ダイニングチェアを使ったダイニングスタイルで食事をとる人も、床に座って座卓で食事をする人もあるでしょうが、家族が集まって食事をする場所は無い、という人はあまりいないのではないでしょうか。

ダイニングテーブルは住空間の中で大きな場所を占めるものであり、空間の顔ともなるものです。

そんな空間の顔はやはり記憶の中で「風景」を彩る大事な場所となります。

食事も人の記憶のなかではとても重要な要素となるものです。

「母の味」というように思い出の味があったり、誕生会や宴会などの集まりの場、もちろん毎日の三食の食事…。

忘れられない記憶、大事な思い出は食事の場から生まれているという人も多い筈です。

そんな場面を思い出す時に「あの無垢材テーブル」「この無垢材テーブル」と言ってもらえるのは我々家具蔵の喜びのひとつです。

皆さんの大事な思い出のなかに確かに息づいている、それは無垢材家具となった木にとっても、手塩にかけて家具をつくった職人たちにとっても、とても幸せなことだと思うからです。

「人生は楽しみや温もりや安らぎだけでなく、悲しみや涙でも満ちている。うれしくても悲しくても、人は食べなければならない。うれしい時も悲しい時も,素敵な食事で元気になれる」

アメリカの作家、ローリー・コルウィンの言葉ですが、そんな場所をつくり、その記憶がずっと残るような場所でありたい、そう思いながら家具蔵は無垢材家具をご案内しています。

 

「つながり」を紡ぎ続ける無垢材家具


 

 

「家族の風景」は「家族のつながり」と言い換えることもできます。

家具蔵で無垢材家具やインテリアをご案内する折に色々な希望をお伺いしていくと、新しい住まいや家具の買い替えに際してそうした「家族のつながり」を重要視する人が多くいます。

そこで大きなダイニングテーブルと居心地の良いチェアの出番となるわけです。

大きなダイニングテーブルは作業の効率性もさることながら、自然とそこに立ち寄ってしまう求心力を持っています。

そして座り心地の良いチェアはそこにずっといたくなる、居続けることができる快適さを持ち合わせています。

座り心地の良いチェアで長く時間を長く過ごすことは家族同士が接する時間、つまり「つながり」を生み、大きなテーブルが自然とそこに集まってしまう引力を持ちます。

「家族団欒」の回数が目に見えて減ってきている、これは歴然とした事実です。

その背景には働き方の変遷や生活のテンポのスピードの増加があります。

そんななかで「人が集まる」場所を住まいのなかにつくるのは、例えばお子様の人間形成においても大きな意味をもつはずです。

マナーや会話の仕方、社会のルールの教育…。

そうした機会も「つながり」を感じ、実行できる場所があるからこそ。

座り心地の良いチェア・気持ちの良い自然素材の大きなテーブルがそうした場所になれば私どもの嬉しさひとしおです。

 

長い時間を共にし、受け継ぐことができるテーブルを


 

 

そして無垢材家具はそんな場所を長く保ち、それを受け継ぐことのできる良さがあります。

テーブルをはじめ、どんな家具でも(家具に限らずとも)長く使っていけばキズもつき、汚れや傷みが出てきます。

たいていのものはそこで買い替える、という選択肢になります。

しかし、無垢材家具は(しかも無着色のものであれば)キズやへこみも修復ができ、面材がはがれるというようなこともありません。

長年使い込んで塗装が傷んできても再塗装が可能です。

さらには使い込むほどに変わっていく色は、例えば使い始めと数年後で大きく変わり、その違いを見るだけでも当時の思いや身の回りのことに想いを馳せることが出来ます。

さらにメンテナンスこそ必要ですが永続的に長く使用することができ、そのうえでその家具をお子様や次の世代に引き継いでもらうこともできます。

 

家族の風景の傍らにあり、いつもそこにある家具。

思い出話に花が咲く時、ふとしたときに記憶がよみがえる時、忘れられない情景が心にある人、忘れたくない温もりや優しさがある人。

そんな方々の傍らにずっといることのできるのが無垢材家具の良さであり、それを伝え、より多くの方に素敵な「家族の風景」を刻んでもらえたら。

家具蔵ではいつでもその想いで皆様をお待ちしております。

 

家具蔵の無垢材テーブルのある暮らしの事例はこちらから

 

 

 

 

 

 

 


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