ソファの選び方を知る
2022.3.19
目次
ソファは言うまでもなく、リビング家具の主役ともいえる存在。
皆さんの御自宅でも寛いだり、来客をもてなしたりと大活躍しているという方も多いはず。
反面、その満足度には大きな差があることも事実。
住空間のなかでも大きなスペースを占める為、その選び方・失敗しないための知識を持つことが重要になってきます。
今回はいわば「失敗しないソファ選びのために知っておくこと」をお話ししましょう。
主流の「カタチ」は3タイプ
現在の主流はこの3タイプです。(ここから用途ごとにさらにいろいろと派生していきます)
ベーシックな「ストレートタイプ」
もっともベーシックなタイプ。
オットマンを置くことでカウチタイプにすることができたり、他のソファと比較して省スペース性もあるので、ベーシックなだけでなく、一番使い勝手のいいかたちといえます。
試してみる際にはきっちり座るだけでなく、寝転がったり足を投げ出したりと色々な姿勢を試してみましょう。
人気の「カウチタイプ」
カウチポテト(寛ぎながらお菓子を食べる)が名前の由来のように、片側が伸びていて足を前に伸ばせるタイプ。
空間に対して大きなスペースをとることも多いため、配置する場合はしっかりと検討を行うことが重要なポイントとなります。
ゆったり過ごせる「コーナータイプ」
家族の人数が多い方やパーティーなど来客が多いお住まいにお勧め。
「斜め45度の角度」で対面することが可能になることから話が弾みやすくなるメリットがあります。
ストレートタイプでもL字に並べることで同じような効果を期待できます。
分割可能なものなどもありますが、そのボリュームと比較してコーナー部分がデッドスペースになることも。
サイズ選びはとても重要
家具販売店などでソファを見ると、住空間とは異なる広いスペースに展示しているため、「このくらいならウチのリビングに置けるかな」と思ってしまいがちです。
結果、いざ入れてみたら空間に対して大きすぎる・他の家具との距離感が近くなりすぎて回遊しにくい・・・など家具蔵にいらっしゃるお客様の失敗談としても良く伺います。
配置の向きひとつで空間の使い易さが大きく変わることもあります。
事前に「具体的にどれくらいの広さが必要となるか」を知っておくと間違いが無いでしょう。
ソファまわりに必要なスペースはどのくらいか
ソファの前にリビングテーブルがあって、足を投げ出すようにゆったり寛ぎたいのであればソファとテーブルの間はおよそ45cmから50cmは必要です。
ソファの後ろを回遊の動線とする場合はこちらも最低60cmあれば人ひとりがしっかりと回遊できます。
ソファとテーブルが同じ空間にあり、その間を通ることが多い場合には最低100cm(理想は110cmから120cm以上)があれば人がすれ違う際にもストレスが無く、家具同士の距離感も広く感じることができます。
そこから割り出される数字がその空間にとっての適度なソファのサイズ感となるわけです。
家具蔵では、お客様の間取り図から「3Dパース」を作成して、空間の把握と家具のサイズを確認したり、御客様宅へお伺いしての採寸、採寸が叶わない場合などは型紙の貸出しで「間違いのないサイズ把握」をお手伝いしています。
搬入経路も非常に大事
自室への配置は問題ない、今日から新しいソファが来る、と楽しみにしていた当日、間口からソファが入らずに計画を練り直し・・・ということは絶対に避けたいもの。
つまり、「搬入経路」はたいへん重要です。
具体的には「(マンションなどの場合は)エレベーターの間口・庫内の大きさ」「玄関などの進入口の大きさ」「室内間口の高さ・幅」「廊下や階段の大きさ・高さ・形状」などを確認しておく必要があります。
古い建物の場合はエレベーターが小さかったり、戸建でも階段のクランクや天井高の関係で通常の納入が叶わない場合があります。
家具蔵でも大きめのソファをご検討の方、搬入にご心配のある方はこちらで確認のお手伝い致します。
お気軽にご相談ください。
つくりや構造、アフターメンテナンスもしっかりと
ソファを選ぶ際、次の買い替えを考えて購入される方はあまりいません。
できるだけ「長く快適に使いたい」と思っているはずです。
他の家具がそうであるように、ソファもそのつくりや構造に各社、様々な特色があります。
多様な条件のなかで毎日使われることで、やはり徐々に状態に変化が起きるもの。
その際のアフターメンテナンスについてもしっかりと理解し、きちんとメンテナンスができるアイテムを購入することが、長い目で見た際に間違いのないソファ選びに繋がっていきます。
つまり、ソファ選びを行う際にはしっかりと構造やつくり、その耐久性やアフターケアについて確認することがとても重要なのです。
そこできちんと明確な回答を出せるお店のソファは本当にいいソファです。
お店でズバリ、
「このソファはどのくらい使えますか?クッションやカバーの持ちは?替える際にはどのようになるの?」
と聞いてみて下さい。
この回答次第で、そのソファのつくりや持ちだけでなく、その会社の「モノづくり」「お客様目線かどうか」の姿勢もわかります。
ある意味ソファのクッション部分は消耗品であり、カバーも同様です。
フレームがしっかり作られていて構造も耐久性が良くても、カバーやクッション材を交換する際にメーカーに戻すような手間があっては、修理期間や配送費も増えてしまいます。
家具蔵ではフルカバーリングでご自身でのカバーの取り換えが可能です。
内部のクッション材も個別に御購入頂けます。
そのうえで厚みのある無垢材をしっかりと木組みで組んだフレームは、長年の使用に耐えうる耐久性を誇ります。
たくさんの選択肢があるソファ。
「ソファの選び方」を知るという意味合いも含め、一度お近くの店舗にお越し頂くと新たな発見があるはずです。
スタッフ一同、お待ちしております。
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