「地球と人にやさしい木の家具 -癒しとエコが同居する生活とは-」
2016.4.24
皆さん、こんにちは。
段々と気温も高くなり、晴れた日の公園などでは小さなお子さんは既に半袖で遊んでいたりしているのを見かけたりします。
初夏が段々と近づいてきていますね。
綺麗に咲き誇った木々の花たちも鮮やかな緑へ衣替えを始めています。
今回は皆さんもなんとなくご存知である「木を使った生活は人にも環境にも優しい」ということを、少し掘り下げてお話ししていきます。
■木は炭素の貯蔵庫
長年叫ばれ続けている地球温暖化。
最大の原因はいわずとしれたco2(二酸化炭素)。
木はこのco2を葉から吸収して、光合成を行い炭素化合物に変えて樹幹のなかに固定します。
その木が集まる森林が少なくなっていることで温暖化が進んでいる…というのは皆さんご存じのはず。
じつはこの「固定する」というのがポイントで、伐採され木材となったあとでも、廃棄したり償却しない限りはco2は排出されず、そのままの状態を維持します。
つまり、「内部に炭素をストックし続ける」という点では無垢の家具を使う事は室内に森林があるのにも似た効果があるということ。
木を伐採したあとには、新たな植林を行うのが常ですが、それを繰り返し、そのうえで耐用年数の長い家具を使う事は、自然のサイクルを維持し木材の廃棄・焼却の量を減らす意味で温暖化防止への立派な貢献ともいえるのです。
■木材はエコマテリアル
木材は他の建築資材と比べて製造時のエネルギー消費量とco2排出量が桁違いに少ないことも魅力の一つです。
1?あたり、木材を1とすると他の素材は図のように大きく異なります。
伐採や運搬などの過程で多少のエネルギーは消費しますが、木自体の成長に必要なのはクリーンで無尽蔵な太陽エネルギーくらいです。
このことからも、木材は環境にもやさしいエコマテリアルといえるのですが、当然、「量をつくる=大量生産する=買替促進する=長く使えない」ものが増えるとそのエネルギー消費量は何倍にも膨れ上がります。
愛着をもって、長く使うこと。長く使えるものを選ぶことは、ひいては地球環境の保護に繋がるのです。
■無垢の木材がもたらす癒し
森の中に入ると爽やかな香りと空気が満ちていることに気が付きます。
その正体は「フィトンチッド」
植物が発散する揮発性の物質で、心身をリフレッシュするだけでなく、抗菌・防虫・消臭などの効果をもたらします。
木材はこのフィトンチッドだけでなく、「空気のビタミン」といわれるマイナスイオンを放出します。
室内において、コンクリートなどの工業製品より無垢の木材を置いた空間の方が、このマイナスイオンの割合が高いことも研究の結果、分かっています。
日常生活に必須な家具から、快適な効果や癒しを得ることができれば、こんなに効率的なことはありませんよね。
…ということで、木が環境や暮らしにもたらす効果、とりわけ長く使う事ができる家具のまた違ったメリットをお話しさせていただきました。
所狭しと無垢材家具が並んだ家具蔵の各店舗。
森林浴に行くのはなかなか時間がとれないけれど、という方も木や自然の癒しを感じに是非遊びにいらして下さい。
スタッフ一同お待ちしております。
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