住まいの顔・玄関収納で知るべきこと4つのポイント
2019.2.17
目次
旅行から帰ってくると、「やっぱり家が一番いい」という人がよくいます。
毎日、家に帰る度にそう思えたら幸せなことです。
玄関から一歩入った瞬間、靴などが散らかっていない、素敵なしつらえだけで整っている玄関は理想です。
そのためには、玄関にもたっぷりの収納スペースが必要になってきます。
実は、玄関の収納を充実させることで、住まい全体が散らからずにすむのです。
マンションなどの集合住宅の場合は、玄関自体がコンパクトで、収納スペースも小さい場合もあります。
下足入れの棚板を増やしたり、扉裏を利用した「吊るす収納」を取り入れるなど、収納量を増やす方法が多くあります。玄関収納の考え方には4つのポイントがあります。
1.外出に必要なものはすべて玄関に収納する
玄関に収納するものは、靴だけではありません。
外出時に必要なハンカチやティッシュ、マスク、サングラス、マフラー、手袋、携帯カイロ、カメラ、エコバッグ、自転車のカギなども外出の際に必要な物はある程度すべて置いておけると快適です。
例えば玄関にコート掛けを備え付ける、もしくは置くのはどうでしょう。
クローゼットが2階にある住まいや、小さなお子様のいる家には特に便利です。
外出の度にいちいち階段を上り下りする必要もなくなります。
通勤カバンも、玄関に置いておけると便利です。
スマホや財布だけ取り出せば、部屋の中に持ち込まずに済み、空間も乱雑になりません。
他にも子供の外遊び用のおもちゃ、防災用品、リサイクルゴミ、荷造り道具など、住まいの中で使わない物をすべてここに収納しておけると家の中が片づきます。
2.子供の成長を見越して下足入れは余裕ある容量を
収納スペースをつくるときに大切なのは、今の家族のことだけでなく、10年後、20年後の家族はどうなっているのか、将来を見越して考えることです。
夫婦二人暮らしでも、ものは徐々に増えていくものですが、やがてお子様が誕生し、育つにつれ、ものは急速に増えていきます。
お子様が成長すると洋服や靴の量・大きさも増加します。
お子様がまだいない、もしくは小さい家でも下足入れには余裕をもたせたスペースが必要になります。
すでに下足入れが靴でぎっしりという場合は、収納を増やす方法を考えておく必要があります。
靴の上にムダな空間ができないよう、棚の高さを調整して高密度収納にするだけでも、収納量はグンとアップします。棚板ごとの間隔は12センチもあれば、ヒールの高い靴も、大人の男性の靴も収まります。
もし、ヒールの低い靴が多いなら、10センチの高さでも大丈夫です。
このようにスペースを「ギュッ」と疑縮すれば、ブーツを収納する大きな空間をつくることもできるので、より快適になります。
3.招かれざる客「不要な郵便・チラシ」は玄関で処理
ポストに入っている郵便物やチラシ類は不要なものが大半、という方は少なくないでしょう。
とりあえず部屋の中に持って行ってあとで仕分けしようと思っていると、つい何日もそのままになってしまう。
ダイニングテーブルやキッチンカウンターの上にいつの間にかチラシが溜まっている。
こんな状況、思い当たりませんか?
郵便物はその情報が不要な人にとっては「招かれざる客」になります。
部屋に持ち込む前に、玄関で処理したいものです。
リサイクルゴミの置き場所をつくり、開封するハサミや個人情報を消すための道具も近くに置いておくと、ここで処理できて快適です。
4.良い玄関収納は「床置き」と「フロートタイプ」のそれぞれの特徴を知ることから
玄関収納は設置方法の違いで床置きとフロートタイプに分かれます。
床置きとは、玄関のたたき、あるいは玄関の床に玄関収納を直接設置し、収納下にすき間を作らない置き方です。
どっしりとした安定感はあり、すき間がないため掃除も楽ですが、収納下の空間を有効活用することができません。
収納に使えるスペースは玄関収納の内部だけになります。
床置きの玄関収納を設置すると、収納スペースと玄関が完全に分かれてしまうため、玄関の面積が狭くなり使い勝手が悪くなる可能性もあります。
一方、フロートタイプはその名の通り、たたきや玄関の床から浮かせて玄関収納を設置するタイプです。
収納下を活用できるうえに、オーソドックスな形の玄関収納でも全体を「軽く」「洒脱に」に見せる効果もあります。
上手に活用すれば収納力がアップしますが、出入りの多い玄関では収納下にほこりが溜まりやすいという欠点があります。
しかし、足元にスペースがあると実際よりも空間は広く見えます。
背の高いトール型の玄関収納でも全体の圧迫感を減らすことが可能です。
玄関収納の設置方法は、玄関の広さや収納する靴の量などによってどちらにするかを決めるとよいでしょう。
玄関収納について気をつけたいポイントはここ!
玄関収納に必要な収納力は、普通の形の靴を何足収納できるかだけでは計れません。
サイズの大きな靴や、ブーツのような高さのある靴も収納できて初めて満足度の高い玄関収納になります。
玄関収納はただ大きければ使いやすいというものではありません。
満足度の高い玄関収納にするためには、靴を何足収納するかだけでなく、「玄関に何を収納しておきたいか」「何をそこで行いたいか」も考えたうえで、収納量や収納スタイルを考える必要があるでしょう。
基本は、家族の人数や靴の量に見合った大きさの収納を選ぶことです。
ただし、お子様が小さい時期の新築や、これから子どもが増える家庭の場合には、将来必要になるスペースも予測して大きめにするのがおすすめです。
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