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システムキッチンの様々なタイプ(種類)とは

2019.4.24

 

家を選ぶ時にリビングやダイニングの居心地の良さを追求するのは至極当然のことです。

ですが、その際キッチンは後回し、という方も少なくありません。

しかし一口にキッチンといってもその形状には様々な種類があり、トレンドもあります。

使う人のライフスタイルに合わせて適切なキッチンを選ぶことで、生活の質は驚くほど大きく変化します。

また近年では「キッチンは見せるもの」という考え方も広く定着し、純粋な使い勝手だけでなく、インテリアの重要な要素の一部と考えるようにもなってきています。

 

システムキッチンの種類


システムキッチンは大きく二つに分けることができます。

対面キッチンやオープンキッチンと呼ばれる、リビング・ダイニングスペースを見渡せるタイプのものは、調理中もコミュニケーションが取りやすく開放感があり、子供がいる家庭やホームパーティーを好む方にオススメです。

その反面、種類によっては手元が丸見えなので散らかっているとそれが目立ってしまったり、アイランド型などはスペースを大きく取ると可能性もあるので全体のバランスをよく考えることが必要です。

海外の高級住宅などでよく見られるアイランドキッチンやペニンシュラキッチンは憧れの的になっており、新築やリフォームのオーダーキッチンの中でも非常に人気です。

逆に古くから多くの家庭で採用されているベーシックなもので、リビング・ダイニングに背を向けた形になるタイプを壁付けキッチン(クローズドキッチン)と呼びます。

壁付け式は対面式より省スペースで効率よく使えるので、手狭なことが多い日本の住宅では広く普及しています。

調理中の散らかった様子を見せずに済みますし、リビング・ダイニングに背を向けるので調理に集中したい方にオススメと言えます。

 

対面キッチンのジャンル


人気の対面キッチンは形状によっていくつかの種類に分かれているので、紹介していきましょう。

1.アイランドキッチン

オープンキッチンの代表格とも言えるアイランドキッチンは、その名の通り壁から完全に独立した島(アイランド)のような形状で、何と言ってもその開放感が最大の特徴です。

視界が開けていて動線を確保しやすく、食卓が隣接しており使い勝手も非常に良いので料理やホームパーティーを好む方には最良のキッチンと言えます。

オーダーキッチンの中では上級グレードのものが多く、高級感のあるキッチンづくりができます。

開放的な分、スペースを多くとるので広い住宅と相性が良い反面、油ハネやにおいが広がりやすく、日頃からきれいにしておかないと生活感がにじみ出てしまうという注意点があります。

2.ペニンシュラキッチン

アイランド型によく似ていますが、片側のみ壁に設置していて半島(ペニンシュラ)の形をしていることからこの名がつけられています。

アイランドキッチンの機能性や見た目の高級感を受け継ぎながら、省スペースを実現したバランスのいいキッチンです。空間を効率よく使えるという点ではより日本の住宅向けと言えます。

コンロを壁側に配置することでアイランド型より油ハネが軽減され、換気扇のバリエーションが充実するのでにおいも広がりづらくなります。

手元が見えやすい点は変わらないので、日頃の整理整頓は必須となります。

3.I型キッチン

前面にカウンターを設置することで手元を隠すことができ、アイランドキッチンとペニンシュラキッチンの弱点を克服したのがI型キッチンです。

手元に壁ができる分、開放感は犠牲になってしまいますが、生活感は出にくくなるので非常に人気のある形状です。

コンロを壁側に配置し、キッチン半分を壁で隠してしまうことで、より油やにおいが拡散しにくくなったタイプのものもあります。

4.L型キッチン

L型キッチンはまさに料理好きのためのキッチンと言えます。

I型に加えて壁側も調理スペースになるのでとても広く、背面に冷蔵庫や収納などを設置することで横移動が抑えられ、効率の良い作業動線を確保することができます。

I型よりキッチンが大きくなってしまうので圧迫感が出やすいことや、コーナー部分にデッドスペースができやすいといった短所もあります。

5.セパレートキッチン

シンクとコンロを分離(セパレート)して設置し、II型とも呼ばれるキッチンです。

コンロを壁側に設置することで油やにおいの拡散が抑えられ、シンクが対面式になることで開放感も損なわれません。両者が隣り合わず作業スペースも広くとれるので、複数人での調理にも向いています。

シンクとコンロを行き来する際に水滴や食材が床に落ちやすいので、キッチンマットを敷いたり、シンクとコンロを使いやすい位置関係にできるよう設置の際にしっかりと打ち合わせをしましょう。

 

他にもL型の背面も作業スペースにし、壁側を連結させたセパレートキッチンのような形状のU型キッチンというタイプや、テーブルを収納できるようにすることでスペースの問題を改善したアイランド型やペニンシュラ型の応用タイプなど、キッチンの種類は無数にあります。

そして形状だけでなく天板や収納の材質、カラーリングなどバリエーションは無限に広がり、こだわりを持って選ぶことで使う人の人となりを表す素敵な空間になること間違いなしです。

 

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