壁面収納のメリットと特徴を知る
2019.5.11
壁面収納を導入するメリット。
それは何と言っても「収納場所が増える」ことにあります。
むしろ、そのために導入する家具であり、そうすることで整理整頓に苦労をしていた品々もすっきりと収納させることが可能です。
そして圧倒的な大容量の収納を実現できる良さがこの壁面収納にはあります。
床から天井まで、あるいは部屋の端から端までという具合に、スペースをめいっぱい使って壁全体を収納場所とできるのは、壁面収納ならではの特徴です。
棚の高さや数などを検討しながら、本や小物から衣類のようなサイズのある物まで収納できます。
スッキリ広々の空間に
大容量の収納スペースを設けることは、部屋をすっきり見せることができるメリットもあります。
壁面収納はもの自体のサイズが大きく、その影響で手狭になってしまわないか(あるいはそう見えてしまわないか)が心配になることもあるかもしれません。
しかし、収納場所が増えることでその場所に一点集中の片付けが可能になります。
つまり、他の収納家具が不要になり、他のスペースが拡大される可能性は高くなるのです。
そのぶん、余白の大きい広々とした空間で過ごす、リビングチェアや大きめのダイニングテーブルをレイアウトする、インテリアコーディネートの「幅」も広がることでしょう。
場所を取りやすい家具が減れば生活動線が良くなる上、見た目も整理された過ごしやすい空間づくりをすることが可能です。
圧迫感を出さないために
壁面収納はその大きさゆえに、たとえ薄型のものを選択しても(そうすると収納量が減るという本末転倒なことも起こりえますが)その奥行き分だけ「壁」が迫り出してくることになります。
それを回避するためにはなるべく壁が見えるような「余白」をつくること。
例えば上部の収納は吊戸棚にしたり、テレビの背面は背板を無くして抜いてあげたり。
そうすることで家具自体も軽く見え、また、壁が直接見えることで空間の奥行き感を損なわずに大きな家具を設置できます。
溶け込むように住まいに馴染ませていくことができるのです。
デッドスペースを埋める
その他にもデッドスペースを埋めることができるのは壁面収納の大きなメリットでしょう。
例えば既成の家具を組み合わせてインテリアをレイアウトする。
これ自体は普通のことですがどうしても中途半端に余るスペースが生まれる場合があります。
勿論、その「余白」を様々なもので埋めてレイアウトするインテリア術もありますが、この部分を確実に収納スペースにするのは壁面収納、もしくは壁面でなくてもオーダー家具になります。
僅かなデッドスペースとはいえ、同様の使われていない部分が沢山あればそれだけ無駄も大きくなり、
その分、生活空間も不必要に圧迫されているのです。
壁面収納、またはオーダー家具を導入することでそうした問題も解消していけます。
壁面収納、またはオーダー家具は設置場所のサイズを丁寧に測った上で設計及び製作を行います。
まるで最初から備え付けの家具として存在していたかのような一体感のある仕上がりとなることで人気があります。
もちろん空間の雰囲気に合った色合い、素材感、デザインで作ることができますので、現在使用しているインテリア、現在の住まいとの親和性も抜群です。
デッドスペースの問題を上手く解消しつつ、しかもその存在を不必要に主張しないという、優れた収納術・インテリア術のひとつが壁面収納、またはオーダー家具という選択肢です。
吊り下げ式の壁面収納
壁面収納もオーダー家具も住まいの壁部に直接取り付ける、吊り下げ方式で家具を施工・設置することが可能です。
それゆえに設置できる場所は限定されず、住まいの中のあらゆる位置に収納を作れます。
例えば玄関もそのひとつでしょう。
玄関はゆとりのある収納が求められやすい場所ではあるものの、安易にシューズボックスなどを置いてしまうと、逆に使い勝手の悪い空間になる可能性があります。
また、来客にとっては「家の顔」ともなる部分。
スッキリ美しく見せておきたいところです。
そのような場合でも、例えば三和土部分から200ミリ程度浮かせた状態で収納を設置できれば普段履いている靴などはその下に仕舞っておけます。
窓がある場合もその窓の大きさに合わせて、その上部に吊り棚をつくるのも良いかもしれません。
いわゆる吊り下げ式の「宙に浮いたような」壁面収納はインテリア性も抜群ですので、おしゃれ感を演出したい時にも最適です。
いつもの住まいがまるでデザイナーズ物件や高級ホテルのような洗練された空間へと生まれ変わる。
素材や風合いを揃えた上質感と統一感がもたらされ、見て美しく、使って心地よい空間になる。
自慢のコレクションやインテリア小物などを飾る見せる収納として楽しむもよし、ただの収納場所にとどまらない付加価値が生まれるのがオーダー家具であり、壁面収納です。
リビング・ダイニング・寝室・書斎・玄関・キッチン、はたまた廊下。
色々な場所に設置をすることができますので、諦めていたスペースにも導入ができないかプランを練ってみてはいかがでしょう。
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