【KAGURA 無垢材家具用メンテナンスオイルの使用方法につきまして】

KAGURA ・家具用オイル ご使用方法

オイル塗装の木製家具は、自然そのままの木の質感を楽しめるという特徴があります。

定期的に家具用オイルでメンテナンスを行うことで木肌のしっとりとした質感を甦らせ、汚れを付き難くしたり、小さなキズを目立たなくする効果があります。

メンテナンスが必要な状態とは？

お届け当時のしっとり感、サラサラ感が無くなり、木の表面が乾いた感じでガサガサしていたり、全体（部分）的に白っぽく見える状態。

使用方法にもよりますが、お届けしてから1年以内に初回、その後は半年～1年で定期的に、というものが目安になります。

触れたり拭いたりしない家具の裏側等はメンテナンスの必要は特にありませんが、行っても問題ありません。

ご用意するもの

●家具用オイル（家具蔵各店で販売しております） 1瓶で約テーブル一台分

●サンドペーパー（400番、600番 など必要に応じて）

●ウエス（Tシャツや手拭いの切れ端など繊維が残らないものが望ましい）

オイル塗布の方法

①汚れ落とし

オイルを塗布する前に、表面の汚れをキレイにします。薄めた中性洗剤を含ませて硬絞りした布で、木の繊維方向に沿って念入りに拭きあげます。

②ヤスリ掛け

水分が十分に乾いてから木の表面を触ってみて、ザラつきの度合によってサンディングペーパーの番手（細かさ）を選びます。

あまりざらつきを感じない場合は、細かい600番、ざらつきが多い場合は、より粗い400番で表面をごく軽く均一に擦ります。

※木の繊維方向に沿ってごく軽く撫でる感じです。（表面が白くなり、木の粉が少し出ます）

補足：

一般的なオイルメンテナンス方法の説明として【180番～240番】のサンドペーパーでキズの付いた部分を削って見えなくする事が出来るという情報が多く見られます。

じつはごく浅い擦り傷でも、その傷みを完全に見えなくするために力を入れて何度も擦ると、その周囲だけ木肌が白っぽくなり、最終的にオイルを塗布してもそのムラはある程度残ってしまいます。

ムラを無くすためにはテーブルであれば「表面全体」を均一に力を入れて擦る必要があり、専用の工具（電動サンダー等）を持たない一般のユーザー様が室内でそれを行うことは難しいかも知れないという考えからKAGURAではオイルメンテナンス＝保湿＆防汚と位置づけています。

（実際はそのメンテナンスでもキズはある程度目立たなくなります）

③粉落とし

乾いた布で表面の粉をよく取り除きます。（濡れた布で擦ると毛羽立ちの原因となる場合があります）

④ オイル塗布

オイルを小皿などに注ぎ、そこに小さく折り畳んだウエスの端を浸し、木の表面にうすく塗り拡げていきます。

木の内部まで染み込ませるように拭くイメージです。

※木の繊維方向に沿って下さい。

⑤ 拭き上げ

塗布面全体にオイルが均一に行き渡ったら、すぐに新しいウエスで塗ったオイルを拭き取るようにします。

この作業が足りないと、塗装感にムラが出たり表面のベタ付きがいつまでも残る、などの原因となるためしっかりと行います。

⑥ 乾燥

拭き上げ後、6 時間から12 時間程度で通常の使用に差支えない状態となりますが、塗料が完全に硬化し質感が整うまではさらに1～2 日かかる場合があります。

※作業の際の注意点

作業中は部屋の換気を行い、使用したオイルの瓶は瓶口まわりに付着したオイルを拭き取り、蓋を確実に閉めて高温を避けた暗所に保管し、お早目にご使用ください。

オイル塗布に使用した布は、必ず水に十分に浸し、そのままビニール袋などに入れて廃棄してください。

放置すると自然発火の可能性があります。

オイル塗装製品・工場でのメンテナンスについて

ご自宅でのメンテナンスでは簡単に取り除けないキズや汚れについては、工場へお預かりしてのメンテナンスをおすすめいたします。

費用の目安は4人掛けテーブルで工賃6万円程度（別途お引取り＆お戻しの配送料）となります。

詳細はご注文店舗までお気軽にお問合せください。