「時を重ねる」
2015.6.8
6月10日は「時の記念日」です。
大正9年に時間の大切さを伝えるという趣旨で制定されました。
何故この日か?それは、西暦671年のこの日、天智天皇が水時計を設置したという日本書紀の記述によります。
時間は「過ぎる」もの?それとも「流れる」もの?はたまた「費やす」もの?
時間の経過についての表現だけでも、たくさんの言い回しがある日本語の語彙にも驚きますが、
私がいちばん好きな表現は「重ねる」です。
ただ流れていた時間の中にもさまざまな事象があり、現在に繋がる。
いまこの瞬間にも1分1秒が積み重なって、自分や周囲の物事を形成し、未来へ繋がっていく。
それは、すべて蓄積された時間がもたらすものであり、そこに「時を重ねる」という言葉の深い意味を思うのです。
家具蔵の家具は、無垢材を無着色で仕上げるのが大きなポリシーのひとつです。
色材を着けない木の家具は使い込んでいくうちに、徐々にその色目を変化させていきます。
濃くなるもの、明るくなるもの。そのなかでキズや傷みが生まれる事もありますが、それらを含めて、時間が重ねた「味」になっていくのが特徴です。
左が製作から5年が経ったチェア。右が製作間もないチェア。
「時・いろ(色)」という表現を、あるスタッフは好んで使います。これは時間が育むその風合いの変化が唯一無二の表情を醸し出すという意味合いです。
また、あるスタッフは「経年美化」という言い方をします。「経年『変化』」ではなく「美化」。時間が経つにつれ、美しい表情をつくるものだからです。
各店舗では、そんな健やかに時間を重ねた家具達がところ狭しと並んでいます。
なかには、生まれたて、製作後間もない家具も展示してあるので、お時間ある際にはその差を見比べながら、
どうぞ美しく時を重ねた家具達をご覧にいらしてください。
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