キッチンで食洗機は必要?不必要?
2019.8.20
キッチンで食洗機は必要か、それとも不必要か。
答えは『あったほうが絶対に良い』です。
キッチンは単に料理をするだけの場所ではありません。
家族が過ごすキッチン・ダイニングでは食事の支度はもちろん、宿題するお子様と一緒に過ごしたり、遅く帰ったご主人に晩御飯を用意しながら会話したり、アイロン掛けや洗濯物を畳んだり…。
家にいる時間の中で、そこにいる時間が一番長い場所といっても過言ではありません。
家族のコミュニケーションが自然と取れる。
そのためには、顔を合わせ、表情を見ながら話すことが一番です。
家事はいま時短・効率を求められます。
それを叶える家電のなかに洗濯機があります。
洗濯機が家にないというご家庭は今ではほとんどないですよね?
衣類は洗濯機が洗うように、食器は食洗機が洗う。
シンプルに考えればそういうことだと思います。
食器を洗っている間に、お子さんの宿題を見てあげることができたり、顔を合わせる時間が短いご主人とも話せたり、そして何より「自分の時間が増える」。
このことで、心にもゆとりが生まれます。
もちろん、時間のことだけでなく手で洗う必要がない分、手荒れの問題なども解消できます。
そうすれば、些細なことでイライラすることも少なくなりお子さんにも少し優しくなれる気がしますよね。
また料理をする人だけでなく、一緒に暮らす家族みんなにとってゆとりができると考えれば、必然的に『食洗機はあった方が絶対に良い』という結論にもご納得いただけると思います。
では、『必要ない』と考える人がいるでしょうか?
そこには様々な理由があるようです。
きれいに洗えるかどうか不安
過去に食洗機を使ったことがあって、うまく汚れが落ちなかったという方の話も聞くことがあります。
それは食洗機の性能の問題もあると思いますが、一番は洗う時の食器の置き方が原因です。
メーカーや機種によって洗う時にお湯の噴射の方法が違うので、お湯が当たらないと汚れが落ちにくくなります。
使い始めは、食器を置く位置を色々試してみることで、だんだんと「お椀はこの位置にこの向きで置く」「グラスは下に向けて入れて」など普段使いの食器の定位置が決まります。
それを見つけるまではある意味実験の様に楽しみながら使うことが出来れば、自分なりの正解が見つかるはずです。
また、最近のシャワーノズルは動きや形状もとても進化しており、庫内を均等に洗浄できるようになってきています。古いタイプで洗浄力にストレスを感じている場合も、新しい機種に変えることで簡単に問題は解決できるかもしれません。
そして何より大切なのは、手では洗えないような高温のお湯で洗浄するということ。
これだけでも十分手洗いよりもしっかり落とすことが出来て衛生的なのです。
ビルトインは故障時や買い替えの時はキッチンリフォームしないとダメなのでは?
この心配はご無用です。
国内メーカー・海外メーカー双方とも、食洗機の規格はW600もしくはW450と決まっています。
キッチンの奥行が特別浅い場合は別として、基本的には食洗機のみの入れ替えが可能です。
国内メーカーのものから海外メーカーに変えるといった場合などは少し配管の移設などが必要になりますが、サイズとしての問題はありません。
それよりも、食洗機がないところに後からビルトインで入れるという方が、工事費なども含めてかかる費用が高額になります。
マンションなどの場合、「オプションだから迷ったけど他にもいろいろ必要なものが多かったため付けなかった」という話をよく伺いますが、後から付けるのはコストもそうですが、工事の際に回りのものを移動したり、スケジュールを調整したりと色々面倒なことが増えてしまいます。
「迷っている」のであれば、絶対につけるに越したことはありません。
初期費用もかかるし、光熱費などのランニングコストが心配
確かに初期費用はその分かかります。
ただ、それが毎日の時短やエコに繋がると考えるといかがでしょうか?
日本では水資源が豊富なため食洗機を使う文化が発達しなかったとも言われています。
例えば1回に40点の食器を洗う場合、水を流しながらすすぐため約75リットルの水を使います。
それに対して、国内の食洗器メーカーだとすれば10L前後。
更に水道代に洗剤やお湯を沸かすガス代、電気代を加算してランニングコストを計算すると、年間で23,000円~25,000円のコストカットが出来ます。
それが10年間と考えると・・・簡単に食洗機設置の初期費用を賄えてしまう計算になるのです。
その他にも
「お子さんのお手伝いの一環として一緒にお皿を洗いたいから」
「夫婦ふたりだけの生活だから食洗機までつけなくても」
という方もありますが、体調を崩してしまったときやどうしても用事があって早く家を出たい時など、食器洗いに時間を掛けられない日も必ずあります。
また食洗機がもたらしてくれる『時間の余白』。
ゆったり過ごす時間だけでなく、ずっとやってみたかったことにトライするきっかけになったり、出かける時間に少しゆとりをもたらしてくれたり、心のゆとりを作ってくれるはずです。
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