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無垢材でつくるオーダー家具の魅力

2019.11.22

家具に必要なものとは?


普段から日常を過ごし、貴重なオフの時間を充実させる、住まいという存在。

そこで必要なもの、つまり自身の時間をより豊かなものにさせるのに大事なものはなんでしょうか?

好きなものに囲まれていることや広々とした空間も大事ですが、それよりも大事なことは「まとまり」「統一感」です。

空間全体の基調が整っていればその空間は自ずと上質感をまといます。

その統一感と上質感は少なからずそこに住まう人を落ち着かせ、また、来客の心を奪います。

そういった空間をつくるために必要な家具選び、その答えがオーダー家具にあるのです。

 

既成品の家具の特徴


オーダー家具の魅力とはなんでしょうか。

その答えは、既製品の家具との違いを考えると自然に浮かび上がってきます。

既製品の家具とは「同じサイズ・同じ原材料・同じ製造方法で作られる家具」と定義して差し支えないでしょう。

画一化されたシステムで製造され大量生産を行います。

また、多くのメーカーはそれぞれの専門的な分野でのモノづくりを行っています。

ダイニングセット専門・ボード専門・ソファ専門・ベッド専門と、それに特化したモノづくりを行っているのです。

当然そこには共通で使用できるパーツも数多くあり、釘やネジなどの金具といった各種パーツも、同一のものを大量に使うことでコストを下げたモノづくりが可能です。

(多くの種類を扱い、製作するのは様々な面で非常にたいへんなことです)

そのために選ぶ材料は(後述しますが)例えば木製のものであれば「木質系の加工材料」と呼ばれるもの。

これは(これまた後述する)無垢材と較べ、安価に手に入ります。

また、無垢材は木同士を組み合わせるなど非常に煩雑で経験がいる工程を必要とするのに対し、「木質系…」は金型に合わせたものを機械化された中で量産します。

安価な材料・量産・そして海外などの安い人件費で製作するものは販路も大きく、手軽に手に入りやすいのは事実です。

決してそれらが全て良くないもの、ということはないのですが比較した場合に、早期に故障などがあった、ということは多くなるのもまた事実です。

それら量産されたものはあくまで規格品であり、良くも悪くも均一化されたもの。

つまり、一定のサイズや色が予め決まっているものを選ぶことになります。

特に「色」は素材のグレードを隠すためには重要な要素。

パーツごとに全く雰囲気の違う材料を使用しても着色してしまえばわかりません。

着色はコストダウン・売価ダウンの大きな要素なのです。

結果として自宅のスペースにサイズがいまいち合わない、使い勝手が良くない、といったほか、いろいろなものを揃えたけれど全体を見渡してどこかチグハグ、ということをよく耳にします。

これはそれぞれのメーカーにはそれぞれデザインの特色があり、また、同じような色に見えても、その着色料も塗り方も異なる為。

結果、すべてが似て非なるもの、もしくは全く違うものになり、統一感とは程遠い、どこか違和感のある空間となるのです。

そういったことをふまえたうえで、それでも安価にトレンドに則したものが簡単に手に入る、という点が「使う側」にとっての既成品家具の特徴といえるのではないでしょうか。

 

 

オーダー家具の特徴


反対にオーダー家具とは、それぞれの顧客の要望に合わせてつくり上げられる家具のことです。

一括で大量生産されるものとは違い、一点一点を異なる工程で作り上げます。

いまや世界中でオートメーション化が進み、先述の既製品家具もそうしたなかで特別な技術などが必要ない状況で製品化されたものは良くも悪くも画一的です。

家具蔵でもそうですが、様々なオーダー家具を手掛けてきた熟練の職人が丁寧に一点ずつ作るオーダー家具は精密なつくりでありながら、人の手が加わることによる暖かみと細かい部分のつくり、そして家具の重要な部分である頑強さが既製品家具とは異なります。

もちろん「オーダー」ですから木材や色、扉や引出の有無・位置なども自由に決めることができます。

最終的なサイズや家具としての機能なども、使用する人とその住まいに応じたものをつくることができます。

なかには大きさなどの問題や予算との兼ね合いで実現不可能なものもあるかもしれません。

そういった場合でも、スタッフと相談をすることで理想にできるだけ近づけることが可能です。

オーダー家具の良い点はまだまだあります。

オーダー家具は、自分だけの希望が詰まった、世界に一つしかないもの。

それだけで特別な響きを持ちます。

自分のこだわりがカタチになったうえ、自宅の環境・自身の都合に合った家具なので、快適な使い心地を楽しむことができます。

丁度良い場所に、丁度良い使い勝手のものがある、というだけで暮らしの質は向上し、普段の日々はより豊かになります。

また、オーダーを依頼する、ということはそこに打合せも要します。

そうした「手に入れるまで掛けた時間や手間」は、そのモノを彩る「物語」になります。

背景に物語のある買い物で手に入れた家具。

そんな家具は自然と愛着も増し、長く使うものになります。

オーダー家具の製造にはそれ相応の費用がかかることもありますが、それさえも含め、それが「物語」となる家具となり、長く使うことができれば結果的にコストパフォーマンスも優れることになります。

 

無垢材という選択肢


オーダー家具にもいろいろとありますが、より質の良いものを求める人たちの注目を集めているのが先述した「無垢材」で作るオーダー家具です。

無垢材とは原木(丸太)から切り出したままの自然な状態の木材をさしたものです。

それを使用して製作した家具は「無垢材家具」とカテゴライズされます。

乾燥・加工には時間と手間がかかり、熟練の職人の技術があってこそ、その本当の良さを得ることができます。

それとは異なる、いわゆる「よく見る木の家具」はさきに触れた「木質系の加工材料」というものでしょう。

例えば木質系加工材の代表である「合板」はベニヤ(木材から薄く剥かれた「単板」のこと)を何枚か積層して接着したもののことです。

その表面に化粧シートや、突板を圧着し加工した工業製品を総称して「木質系の…」と呼称します。

これらは大量生産が可能で扱い易く、同じものを安価に作ることを目的としています。

同じ「木の家具」でもこうした違いがあるのです。

 

無垢材として使われている代表的な樹種としては、「ウォールナット」や「チェリー」、「ハードメープル」や「ホワイトアッシュ」、「ケヤキ」や「ナラ」などが挙げられます。

これらの樹種にはそれぞれ特徴があり、色合いや木目が違います。

多種多様な樹種があるので、家や住まいの空間のイメージに合わせ、オーダー家具をコーディネートすることが可能です。

落ち着いた重厚な部屋ならば、「ウォールナット」の無垢材家具が似合うでしょう。

和室なら「ケヤキ」、ナチュラルな雰囲気を演出したいなら「ナラ」「ハードメープル」などの無垢材家具が似合います。

「チェリー」のやわからく、あたたかな雰囲気もたいへん魅力的です。

もちろん自分の好みで樹種を選んでもかまいません。

オーダー家具は自分独自の家具であり、無垢材もその表情や木肌の色、他に同じものが存在しない材料です。

無垢材でオーダー家具をつくるのは、まさに世界にたった一つの家具を実現するということなのです。

 

無垢材オーダー家具でつくる統一感のある空間


ここで冒頭の「統一感」という点に戻りましょう。

統一感のない空間というのは色やデザインがバラバラ、もしくは揃っているようでもどこか異なる空間です。

別々の家具メーカーで作ったものを選んだことで起きることで、それはオーダー家具でも場合によっては起こり得ます。

では、取り扱う家具や樹種の種類が多いメーカーのもので、なおかつオーダー家具を選ぶことができたらどうでしょう。

当然、そこには共通したコンセプトがあり、ものの作り方も統制されていて信頼がおけます。

そのうえでデザインを揃えることも可能です。

では色は?

無着色のもので樹種を揃えることでその悩みは解消されます。

家具蔵は無着色の無垢材で家具をつくりますが、それらはそもそもが自然の色味のもの。

それをパーツごとに極力色合いも揃えるように製作します。

どんな空間に置いても前からそこに合ったような、そんな感覚をもたらしてくれます。

そして使用していくうちに色合いを変え、味わいが出てくるのも無着色の無垢材家具の魅力の一つです。

その経年変化も同じ樹種で揃えてあげればなんら違和感はありません。

そんな家具は使うほどに暮らしに馴染んできます。

すべてを機械に頼ることなく、人の手で木と木を組みわせて確かな強度で熟練の職人が手掛ける家具は温かみがあり、何よりも高耐久性を誇ります。

オーダー家具は長年使用するものとなります。

時間とともに味わいが増し、望めばすべての家具を同じ素材、コンセプトで選ぶことのできる家具を選びましょう。

そして、そんな家具メーカーは意外と少ないもの。

しかし、そんなところで家具をオーダーすれば、空間の統一感と日々の暮らしの質の向上がきっと叶います。

そして家具蔵はそれらが全て叶うところです。

満足のいく無垢材オーダー家具と上質な空間をつくり上げます。

 

家具蔵の無垢材オーダー家具の事例を見る

 


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