KAGURA OFFICIAL BLOG

青山・表参道は家具選びのメッカ

2020.2.23

 

「おしゃれな街」「最新トレンドの街」の代名詞的存在である青山。

「青山通り」「表参道」「みゆき通り」「骨董通り」「キラー通り」に、

一流ブランドショップや個性的なセレクトショップ、ファッションビルなどが立ち並んでおり、

おしゃれな街として、誰しもが認知していることでしょう。

 

青山という街の成り立ちは、今から50年以上前に遡ります。

第二次世界大戦後、代々木公園のある一帯に、ワシントンハイツという軍用地があったことはご存じでしょうか?

ワシントンハイツとは、兵舎や家族用居住宿舎などの在日米軍施設のことです。

多くのアメリカ人が代々木公園~表参道周辺に賑わい、アメリカ人相手のハイカラなお店も数多く出店されるようになりました。

さらに、1964年に開催された東京オリンピックをきっかけに、ワシントンハイツの跡地に、選手村や国立代々木競技場が建設され、より西洋文化が当地に流れ込み、根付いてきました。

この頃から青山は国際色豊かな街と変貌を遂げ、奇抜なファッションが容認されるファッショナブルな地域へと

移り変わっていったのです。

また同時期に、

「メンズファッションの神様」として知られる石津謙介氏のファッションブランド、ヴァンジャケット(VAN)が青山に拠点を置き急成長します。

これに伴い、青山周辺地域は多くの新しいファッションブランドやファッションビルが次々とオープンしました。

また、70年代には、NICOL・ミルク・BIGI・コムデギャルソン・ドゥー・ファミリー、プラダ青山店・青山ベルコモンズ・ラフォーレ原宿、80年代には、ヨージヤマモト・アニエスベー青山店・ラルフローレン(原宿)・原宿クエスト・スパイラル(青山)などが挙げられます。

これらの建物は有名建築家による個性的且つお洒落で洗練されたもので、ファッショナブルな街に一層の彩りを与えることになりました。

これと並行して、70年代から80年代にかけて、

「an・an(アンアン)」「non-no(ノンノ)」「流行通信」「JJ」「クロワッサン」「MORE」「Hanako」

などのファッション雑誌が続々と創刊され、

これらの雑誌でブランド商品やショップを紹介することで、

青山=ファッション街・ハイセンスの街としてのイメージが確立されていきました。

そして、バブル経済後に都市として成熟が高まると、ディオール、グッチ、ルイ・ヴィトンなど、

海外の高級ブランド店が立ち並ぶようになりました。

青山周辺が明治神宮を中心とする文教地区である点も青山をお洒落な街へと確立させた要因のひとつに挙げられるでしょう。

文教地区というのは、教育・研究・文化活動にふさわしい環境を維持する為に、都市計画に定められた特別用途地区のことを指します。

この地区の中では、通常、教育上好ましくないと目される業種の建築物、パチンコ店・バー・映画館・劇場・モーテルなどの建築が制限されます。

このような歴史的・環境的なロケーションの良さがいまの青山を形作ったのです。

 

こうした青山の地に、家具と設備のラグジュアリー・ブランドが目立って集中してきたのは、21世紀に入ってからでしょうか。

特に、骨董通りと根津美術館の前の「美術館通り」を中心とする界隈への集中は目を見張ります。

世界各国の名だたるメーカー・ブランドなどなど壮観なショップ群が立ち並んでいます。

さらに外苑西通り方面・神宮外苑方面にまで足を延ばすとその拡がりはさらに増していきます。

まさに

「インテリアの街」「青山インテリアスポット」

などと呼んでもいいでしょう。

これは、高級インテリアブランドが立ち並ぶ、イタリアはミラノのドゥリーニ通りにも勝ると劣らない、世界有数のインテリアエリアであると言っても過言ではないでしょう。

インテリアショップだけではなく、アトリエ系建築設計事務所、ディベロッパーのショールームなども青山に増えてきました。

有名ハウスメーカーが集まった渋谷展示場もオープンしています。

ファッションにおいてはバブル期を筆頭として、ひとつのブランドで全身を統一することがお洒落だった時代から、

今ではミックス・スタイルが当たり前になっています。

これは現在のインテリアの嗜好性に関しても同じことが言えます。

住まいには、家具、照明、キッチン、バス、雑貨まで実に多くの「インテリア」アイテムや設備が必要です。

ひとつのブランドでそれを満たす事は到底出来ません。

インテリアは「商品」だけではなくて、「スタイル」そのものを提案していくことが、これまで以上に必要となってきています。

つまり、多種多様なクロスオーバーしたブランド間の繋がりが一層大切になってくるものと思われます。

インテリアブランドやインテリアショップは、売る為の手段に固執する事よりも、日本人の暮らしをより美しく豊かにしていく為に、自身のセンスとアイデアを常に磨いていく必要があります。

「青山インテリアスポット」で25年目を迎える「家具蔵表参道店」も、日本のインテリアの牽引役であるべく、スタッフ一同、今日も皆様に「木の家具のある暮らし」をご案内するのです。

 

家具蔵表参道店のアクセス・お問い合わせはこちらから

 

 

 


最近の投稿

カテゴリー

月別アーカイブ

  • [—]2024 (167)
  • [+]2023 (366)
  • [+]2022 (364)
  • [+]2021 (365)
  • [+]2020 (368)
  • [+]2019 (366)
  • [+]2018 (85)
  • [+]2017 (65)
  • [+]2016 (69)
  • [+]2015 (44)
  • [+]2014 (32)
  • [+]2013 (62)
  • [+]2012 (130)
copyright AIDA Co,.Ltd. All Rights Reserved.