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見た目も機能も使い勝手も ~冷蔵庫を選ぶポイントは?~

2020.4.5

 

キッチンのレイアウトプランでキッチンに付随する家電として大きな影響を与えるのが「冷蔵庫」です。

皆さんは冷蔵庫選びで悩まれたことはありませんか?

住まいやライフルタイルが多様化する中、冷蔵庫のサイズ、機能、デザインや色も同様に多様化しています。

特にオープンタイプのキッチンでは、空間全体をコーディネートする一つのエレメントとして、重要な位置付けとなっています。

従ってリビングダイニングからの見え方を考慮することで、冷蔵庫だけが際立ってしまうというマイナスの状況を回避できます。

その為には引っ越し直前の確認ではなくキッチン本体のプランと同時進行で冷蔵庫を選ぶことが重要となります。

それでは冷蔵庫選びのポイントを整理してみましょう。

 

容量とサイズ


キッチンの基本的なスタイルはオープンタイプ、セミオープンタイプ、クローズドタイプです。

間取り、キッチンのスタイルとプランが見えてきた段階で、冷蔵庫の容量とサイズを検討しましょう。

 

まず容量は、現在の家族構成やライフスタイルを基準にします。

目安の容量は、(一人当たりの使用量70L(リットル)×家族の人数+常備品容量100L+予備70L)で算出。

4人家族の場合は450Lとなります。

これから成長期を迎えるお子様のいるご家庭や、ストック(下ごしらえした食品、冷凍食品、飲料水、ビール等)が多い場合は予備にゆとりを持ちましょう。

例えば、更に+50Lとしますと500Lとなり、この容量から冷蔵庫のサイズを仮設定します。

また冷蔵庫は家族全員で使いますから、家族の嗜好品や使用中の冷蔵庫のサイズ・容量の過不足も目安にします。

 

容量の想定ができたら、次に間取り、キッチンプランから冷蔵庫の設置場所と可能なサイズを検討しましょう。

ご希望の容量を備えた冷蔵庫には様々な機能を求めたいものですが、まずはサイズの確認です。

冷蔵庫サイズは単身用以外では、

・スリムタイプ(約400L、幅600mm)

・ミディアムタイプ(500L以上)、

・大型タイプ(600L以上)

その他、梁下対応のロータイプ(高さ1750mm)に分かれます。

 

サイズの検討では幅、奥行は勿論、高さも要注意です。

高さについては冷蔵庫の上部にある梁との干渉、吊戸棚の有無も関係しますが、何より大事なのは良く使う人が使い易い高さです。

容量ばかりに目が向いてしまわないように注意が必要です。

もう一つの要注意ポイントは、本体サイズ以外に必要な放熱スペースです。

奥行に関しては扉の開き方にも影響しますので、商品仕様書、取扱説明書での情報収集を忘れずに行う必要があります。

 

 

扉の開閉と引出しの位置(野菜庫、冷凍庫)


こちらは間取りやキッチンプラン、動線を考慮して確認してください。

右開き、左開き、両方に開くタイプ、観音開き(フレンチドア)の4タイプから選択します。

観音開き(フレンチドア)タイプは大型タイプが多いので、設置場所にゆとりが必要です。

こちらのタイプは外気の影響が少ないので省エネ面からも効果的です。

引き出し部分については野菜庫が上、または冷凍庫が上に限定されているタイプと、どちらかを選んで組み合わせができるタイプがあります。

選べる、カスタマイズできるのは嬉しいですね。

また、引出しの機能についてもメーカーごとに多種多様な機能がありますが、その前にこの2つを考慮しておくことが重要です。

 

デザイン家電の台頭


最近は、フォルムにもこだわった美しいデザイン家電の人気が高まっています。

当然、冷蔵庫をはじめ国産メーカーのいわゆる「白物家電」がトップシェアを占めていた時代は終わりを告げ、今や外国製のスタイリッシュな家電製品を使う方も増えてきました。

考え抜かれたデザインは、インテリアにもよく馴染み、悪目立ちしてしまうこともありません。

デザインだけでなく、キッチンやその周辺家具とよりマッチングする冷蔵庫も増えてきました。

つまり、キッチンと似た面材を冷蔵庫に用いている冷蔵庫の登場です。

木目や鏡面仕上げ等、冷蔵庫の存在を感じさせず、キッチンとの一体感も生まれます。

キッチンの扉や引出しの素材と全く同じにすることが難しい場合もありますので、こちらに関しては専門家(コーディネーター、キッチンスペシャリスト)に相談することをオススメします。

冷蔵庫、キッチンだけではなく、空間全体で考慮しましょう。

 

冷蔵庫もデザイン、色、機能、それぞれが進化しています。

また家庭の電気代では1番多く電力を消費するのが冷蔵庫です。

省エネについても、10年前の冷蔵庫とは年間で約1万円の差が出るものもあるとか。

こちらも重要ポイントですね。

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