書籍のサイズを知る
2020.5.7
最近では書籍の電子化が進んだ為か、以前までと比べるとご自宅に書籍を大量にお持ちの方は少なくなったのかもしれません。
しかしながら、仕事で使う書類や機関紙、参考文献など、どうしても紙媒体で持っていないといけないものは、誰しも多かれ少なかれ有るはずです。
また趣味で小説や漫画などの蒐集をしている蔵書家の方々にとって、本棚はいわば宝箱のような存在ではないでしょうか。
本棚には書籍を収納することはもちろん、趣味のコレクションをディスプレイする飾り棚としての役割もあります。
見せる収納の代表格といっても良い本棚だからこそ、その見た目のデザインや素材にもこだわりたいものです。
今回はそのような本棚の選び方を、書籍のサイズなどと合わせて詳しくお伝えしていきます。
書籍のサイズを知る
一口に書籍と言っても、そのサイズには様々な種類があります。
本棚の一段ずつの高さは書籍の高さよりも最低限20mm以上開いていないと指が入らないために非常に取り出しにくくなってしまうのです。
そのような使い勝手から本棚を選ぶ為の情報として、代表的な書籍のサイズを知っておきましょう。
文庫本のサイズ
小説の文庫本に使われる本のサイズ(判型)がA6判。
W105mm × H148mmとコンパクトな大きさ。
高さは出版社により152mmになる場合もあります。
持ち運びしやすい大きさなので通勤中や外出先での時間つぶしに文庫本をカバンの中に入れているという方も多いのではないでしょうか。
本棚に収納するときも、スペースをとりません。
新書のサイズ
新書判はW103mm × H182mmが一般的なサイズで、主に社会の関心事や教養、専門分野を解説した「新書」と呼ばれる本に採用されています。
代表的なものに岩波新書や新潮新書があります。
単行本・青年漫画、コンビニコミック
単行本や青年向けコミックス、レディースコミック、コンビニコミックで使われるサイズはW128 × H182mmのB6判。
新書判よりも少しサイズが大きくなります。
少年・少女漫画
B6判より一回り小さいサイズに、W112mm × H174mmの小B6判があります。
少年・少女向けコミックスに使われています。
ハードカバー
四六判と呼ばれるものでサイズはW127mm × H188mm。
主に新刊の小説やエッセイ集などハードカバー表紙の単行本に使われる本のサイズで、B6判より若干大きめです。
小説やエッセイだけでなく自己啓発本やビジネス書にも多く取り入れられており、A6判や新書判の次に書店への流通量が多い本のサイズといわれています。
ハードカバーの単行本には、四六判以外にも菊判と呼ばれるサイズが使われていることがあります。
菊判のサイズはW150mm × H220mmです。
雑誌
雑誌も、書店で購入する機会が多いものではないでしょうか?
雑誌には、大判と呼ばれる比較的大きなサイズの紙が利用されますが、雑誌のジャンルによりサイズが異なります。
一般的な週刊誌のほとんどは、W182mm × H257mmのB5判が使われています。
週刊の漫画雑誌などにも使われているサイズです。
書店に流通する雑誌で最も使われるサイズなので、みなさんにとってなじみのあるサイズといってよいでしょう。
一方、写真とカラーで見せる女性誌やファッション誌はAB判と呼ばれるサイズが使われるケースが目立ちます。
AB判はW210mm × H257mmで一般的な週刊誌よりも幅が大きめにできています。
学術書・文芸誌
短編小説、エッセイ、書評、評論などが掲載される文芸誌では、W148mm × H210mmのA5判が使われます。
例として、「文藝春秋」などがあります。
自費出版と呼ばれる小部数の出版物にも採用されるサイズでもあります。
オーダーブックボードを活用する
こうした多種多様なサイズを持つ書籍たち。
これらを美しく、且つ効率的に収納するために「本棚」が存在します。
ただ、空間のスペースとデザインの好み、書籍の量やサイズなどが必ずしも既存のものでマッチするとは限りません。
そこで「オーダー家具」の出番です。
サイズ感や仕様、例えば棚板は可動式か固定式か、その厚みは書籍量に適しているか(重量によっては棚板がたわんでしまうのでそれに耐えうる厚みが必要です)、扉の有無は?など、自分の事情を最大限に考慮したものがあれば、収納計画もばっちりです。
また、自分が設計に携わったという特別感は、その家具そのものにも深い愛着を持って長く使うことができます。
無垢材且つ無着色で作ったものであればその耐久性も折り紙付きです。
好きなモノに囲まれて過ごす時間は心身共にリラックスできて有意義な時間になります。
ただし、モノに囲まれているだけでは落ち着かない空間になってしまいますので、上手にディスプレイをしていきましょう。
自分の住まいにディスプレイスペースがあると試行錯誤を繰り返し、自らの住まいをより良くしていこうという思いが強くなります。
それが理想の空間作りの大きな一歩になります。
家具蔵では、飾り棚を使った素敵なディスプレイ方法やアイテムをご紹介しています。
お部屋のコーディネートにお悩みの場合はお近くの店舗にお気軽にお立寄り下さい。
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