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平面図・間取図の「見方」を知る

2020.5.6

 

 

新居選びや新築は誰であれ、ワクワクするものです。

新築であれば、理想を一歩ずつ具現化する作業の中で意外な発見があり、あれこれ考えながらそして楽しみながら空間づくりをしていきます。

マンションなどは、立地や眺望、そして家族構成や過ごし方をイメージしながら自分たちにとっての最適な空間選びをしていきます。

小さなお子さんがいる家庭であれば、教育環境も重要な要素となります。

新築、マンション選び双方にとって、一番大切なことは間取りにはこだわりを持ち、家族のライフスタイルに最適な間取りがどんなタイプのものなのかをしっかり考えることです。

今回は、マンションについての間取りで使われる記号や見方について、お話しをしていきます。

 

 

そもそも平面図・間取り図とは


「平面図」もしくは「間取り図」とは、部屋の広さや配置などを、記号や表記などを使って表している図です。

部屋全体のイメージはもちろん、収納スペースや日当たりなども図面上で確認できます。

ですが、すべての図面が厳密に詳細を表記しているわけではありません。

例えば、窓の位置がわかっていても、窓の大きさが実際にどれくらいなのかを体験するのは困難です。

間取り図に書かれている空きスペースが使えないということもあります。

間取図を見て、それが希望の条件をクリアしていても、必ず内見などで実物の部屋を確認することは必要です。

 

間取図と建築図面の違い


よく不動産会社やネット検索でも見られる一般的な「間取図」。

これ「だけ」を使って、家具の配置などを決めようとするのは好ましくありません。

不動産会社などの物件紹介に使用される間取図は、あくまで部屋の「イメージ図」です。

部屋の大きさは帖数で表されていて、それぞれの部屋の位置や方角を確認する為に使います。

間取図の精度もまちまち。

明らかに寸法比率が違うものも存在します。

間取図の作成は、一般的に不動産会社が専用のソフトやイラストレーターを使って作成します。

会社によって出力方法が違い、縮尺もバラバラなのが現状です。

一方、『建築図面』と呼ばれる図面は、工事や建設を行う職人が使用する図面で、設計士がCADを使って作成しています。

寸法を最重要視して製作されますので、非常に緻密で正確です。

電気配線のみを表した電気図面や、照明のみを表した照明計画図など用途によって図面が使い分けられていて、全ての縮尺が厳密に書かれています。

 

間取り図の略語の見方


マンションなどの間取図には、アルファベット表記のものがたくさん書いてあります。

なんとなく見当がつく表記もありますが、中には見たことのない表記もあるでしょう。

間取り図を使いこなして、理想の部屋を手に入れる為に、知っておきたい略語について解説していきます。

 

LDKとは


間取り図上で多く目にするのが「2LDK」や「3LDK」の文字ではないでしょうか?

LDK表記の略語は以下の通りです。

●L→Living(リビング)

●D→Dining(ダイニング)

●K→Kitchen(キッチン)

「2LDK」であれば、2つの居室と、リビング・ダイニング・キッチンが1つずつある部屋ということになります。

また、トイレや浴室、収納スペースなどは数に含まれず、主に家族が日常暮らすであろう個室の数を指します。

 

LDKとDKの違い


間取り図の中には、Lがなく「DK」と書かれているものもあります。

表記通り、リビングがなく、ダイニングとキッチンがある部屋で、キッチンの近くにダイニングテーブルなどを置いて食事をするイメージです。

この場合、扉などで区切られた隣の部屋が、リビングとして使われているということもあります。

一方、「LDK」は、リビングまでが1セットになっているので、DKよりも広い部屋ということになります。

 

間取り図の「略語表記」について


一般的に見ることができるものには以下のようなものがあります。

・AC→Air-conditioner(エアコン)

・CL→Closet(クローゼット)

・MB→Meter Box(水光熱等のメーターボックス)

・PS→Pipe Space(配管などが通っているスペース)

・R→Refrigerator(冷蔵庫設置スペース)

・S→Service Room(納戸)

・SB→Shoes Box(靴箱)

・UB→Unit Bath(お風呂)

・W→Washing Machine(洗濯機を置くスペース)

・WC→Water Closet(トイレ)

・WIC→Walk in Closet(ウォークインクローゼット)

また、間取り図でよく見られる記号に「窓」や「扉」があります。

どちらも記号上の細かな違いの中に、それぞれの特徴を表しているので、その種類を見分けることができると便利です。

次に窓を例に記号の種類を説明します。

・引き違い窓→左右2枚のサッシを滑らせて開閉する窓

・片引き窓→1枚のサッシを滑らせて開閉する窓

・片開き窓→ドアのように1枚の窓枠を開閉する窓

・装飾窓(FIX窓)→ガラスが固定されて開閉できない窓

・縦すべり窓→窓枠の上下に設けられた溝に沿って左右どちらかに開閉する窓

・面格子付窓→格子が取り付けられた窓

・シャッター→自然災害への対策や防犯を目的として窓の外側に取り付けます

・雨戸→防犯や断熱、遮音、遮光などを目的として窓の外側に設置されます

 

 

間取図をすべて読み込み理解するのは難しいです。

基本的な事柄を抑えるだけでも見方大きく変わってきます。

マンション購入を検討する際は、間取図をしっかり見極めて、家族のライフスタイルに合った間取りを選びましょう。

これから10年20年と住み続けることを考えた時に、子供の成長や、第2の人生に向けた間取りを考えることも必要です。

「今」も重要ですが、「将来」も考えながらの新居選びが重要です。

 

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