KAGURA OFFICIAL BLOG

カラーコーディネートの基本と空間作り

2020.5.16

 

「カラーコーディネート」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?

洋服や部屋のカラーコーディネート、これが一番多いのでではないでしょうか。

最近では食事にも彩りを添えるカラーコーディネートなど様々な分野で用いられています。

さて、今回はこのカラーコーディネートを毎日生活する暮らしに当てはめ基本的な空間作りをご紹介します。

 

 

カラーコーディネートとは?


カラーコーディネートとは複数の色を目的に対して、イメージを作り、調和させて、希望の環境を作り出すこと

を言います。

私たちが暮らしの中で見ているモノ、使っているモノは一つの色が単体で存在することはなく、必ず色同士の組み合わせから成り立っています。

その色の組み合わせにより、季節を感じたり、時には感情を読み取ることもあります。

色の持つイメージや印象をいくつか見ていきましょう。

 

色の持つ「イメージ」


●黒

都会的で上質な雰囲気と神秘的なイメージ。洗練、優雅、不安。

●赤

情熱的でアクティブ、華やかな印象。積極的、活動的、情熱。

●青

クールな印象を与え、知的で真面目な雰囲気。清潔、冷静、信頼。

●黄

元気で明るい印象。社交的で遊び心を感じられる。好奇心、協力、創造。

●緑

ナチュラルで爽やかな印象。自然、安心、平和。

 

このように色の持つイメージや印象はそれぞれ特徴があるため、これらの色を空間にどのように取り入れるかで、部屋の印象が大きく変わります。

 

カラーの組み合わせ方


空間のカラーの組み合わせは、その場所の「イメージ」を決定つけます。

ここで重要になるのが、配色比率です。

配色比率とは、各カラーをどれだけの分量を用いるか、ということです。

同じカラーコーディネートでもその分量が違うだけで部屋の雰囲気が大きく変わります。

好きな色をたくさん取り入れたくなったり、選んでいたらいつの間にかその色ばかりになってしまっていた…、ということはよくあります。

カラーの配色で基本となる黄金比率は「70:25:5」と言われています。

配色で最も大きい色を「ベースカラー(基調色)」、次に面積を占めるメインの色を「アソートカラー(従属色)」

と言います。

カラーコーディネートでは、まずこの2つのカラー決めることが重要です。

最後にアクセントカラー(強調色)を決めて色を組み合わせることでバランスの良い空間が生まれます。

●ベースカラー

床、壁、天井の内装材。

毎日見ても飽きの来ないベーシックな色。ホワイトやアイボリーのケースが多い。

●アソートカラー

建具、家具全般、カーテン、ラグマットなど。

インテリアの主役になる色。家具や建具の色(濃い・薄い)の選択によって、部屋の印象が大きく変化します。

●アクセントカラー

クッション、ソファカバー、壁面装飾、オブジェなど。

部屋のテーマになる色。好みの色を取り入れて雰囲気を変えたり、部分的に変えることが可能です。

 

実際のカラーコーディネートの際は、この比率を目安としてアレンジしながら取り入れてみましょう。

 

アクセントカラーの上手な取り入れ方


インテリアや部屋のテーマになりやすいアクセントカラー。

単色以外に組み合わせ次第で何通りものイメージを作ることができます。

せっかくなら、お洒落でセンス良くコーディネートしたいもの。

そのためには、5つの基本的なアクセントカラーの組み合わせパターン覚えておくと便利です。

同じ色相で明度や彩度の違う色を組み合わせるパターン

同系色の組み合わせは誰でもまとめやすくオーソドックスな雰囲気です。

簡単にできる反面、単調にならないようにアクセントカラーとして反対色や類似色を少し加えて変化を付けると、それぞれの良さが引き立ちます。

②反対色を使った組み合わせパターン

例えば橙色の反対色は青色で、赤色の反対色は青緑です。

お互いの色が相手を引き立てる配色ですが2色とも鮮やかだと、刺激的過ぎる場合があるので注意が必要です。

③類似色を使ったカラーを組み合わせるパターン

色の性格が似ているため、色同士がぶつかりあう心配もありません。

無難な配色になりますが、分量を調整してテーマにしたい色を多めにするとメリハリが効きます。

④同じトーンを使ったカラー組み合わせパターン

色の持つ調子のことを「トーン」と言います。

純色のビビッドなトーンは色相が違ってもトーンが同じであればまとめやすくなります。

色同士がぶつかり合わず、トーンの持つイメージが強調されます。

数を多く使う時はまとめやすい色の組み合わせと言えます。

無彩色と有彩色を使ったカラーの組み合わせパターン

色味の無い無彩色のみでインテリアをまとめると、部屋の印象が一見寂しくなりがちです。

しかし、無彩色はどんな色とも相性が良いため、有彩色のアクセントカラーを入れやすい色とも言えます。

複雑な色の組み合わせが苦手な方やシンプルにアクセントを加えたい場合はおすすめです。

 

色の組み合わせは無限にあるため、どんな色を選べば理想の空間になるのか悩んでしまうのは当然のこと。

そんな時は、インテリアの専門知識をもった家具蔵のプロスタッフにご相談下さい。

 

お客様の悩みを解消する各種無料相談会はこちらから

 

 

 

 

 


最近の投稿

カテゴリー

月別アーカイブ

  • [—]2024 (167)
  • [+]2023 (366)
  • [+]2022 (364)
  • [+]2021 (365)
  • [+]2020 (368)
  • [+]2019 (366)
  • [+]2018 (85)
  • [+]2017 (65)
  • [+]2016 (69)
  • [+]2015 (44)
  • [+]2014 (32)
  • [+]2013 (62)
  • [+]2012 (130)
copyright AIDA Co,.Ltd. All Rights Reserved.