アクセントクロスの取り入れ方
2022.11.30
注文住宅で家を建てる以外、部屋の中の壁はほとんどが白一色の壁紙です。
白であればどんなインテリアや家具を置いても合わせやすいという良さがある反面、部屋の大半が白だけになると単調になり、家具やインテリアを並べても「どうもイマイチ…」というような経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
そのような時に取り入れたいのが、アクセントクロスです。
部屋の雰囲気が一気に変わり理想の空間に近づけることができます。
一方でアクセントクロス選びは、色や素材選びに多くの人が頭を悩ませます。
「賃貸アパートだからクロスは白のみ。本当はアクセントクロスにしたい」
「新築戸建てを計画中。好きな色・柄をアクセントクロスにしたいが飽きが来るのではないかと不安」
「センスあるクロスにしたいけど、どんな色を選べば良いか分からない」
など、悩みはさまざまです。
そこで今回は、アクセントクロスを取り入れる際の注意点や手軽に取り入れられる壁紙をご紹介します。
アクセントクロスとは?
アクセントクロスとは、部屋の壁紙の一部に色や柄のクロスを取り入れ部屋のポイントとすることです。
クロスの一部を変えると単調だった部屋の印象が変わり、選ぶ色によっては部屋を広く見せたり、柄のクロスでおしゃれな雰囲気を作り出すことができます。
鮮やかな色や柄物に興味があっても、壁一面となると部屋が騒がしい雰囲気になり仕上がりのイメージが湧かず不安になってしまう場合でも、一部であれば好みの色や柄が取り入れやすくなります。
また、リビングダイニングだけでなく子供部屋や寝室、洗面所やトイレにも使うことができ個性を出すこともできます。
アクセントクロスの選び方
●アクセントクロスを選ぶ際は必ず現物を見る
WEBの画像情報だけではクロスの立体感まで把握するはできません。
また色の表現は100%忠実に再現されていません。
手軽にサンプル請求はできますが、小さいサンプルの場合、実際の壁紙では印象が大きく異なります。
必ず大きなサンプルで見ることが重要です。
最寄りにショールームがある場合は、一度行ってみて実際のコーディネートを参考にしてみると良いでしょう。
●基本は白をベースにする
部屋の7割は白で構成すると良いでしょう。
白の中でもグレーやベージュ、黄色に寄っていたりするカラーもありますが、よほどの意図がなければまっさらな白を選びましょう。
ショールームでもそのようなコーディネートは多くあります。
白は白でも質感で遊び心を出す方法もあります。
少し高級感や落ち着きを持たせたい場合は折り目調、カジュアル目が好みの場合はランダムな凹凸で光が当たった際に立体感を生む漆喰調などもあります。
●アクセントクロスを貼る場所を選択する
アクセントクロスは大きく分けて広い壁に貼るパターンと梁や柱などの小さいスペースに貼り付けるかで分かれます。
家族が集まるリビングダイニングは食事をしたりゆっくり寛いだりする場所です。
広い壁や梁、柱、キッチンの腰壁などがあるケースが多く、アクセントクロスがよく使われる場所です。
ダイニングは暗めの色よりも温かみのある暖色系を使うと柔らかいイメージの空間になります。
リビングでは一般的にテレビやソファの後ろの壁、あまり物が置かれない場所にアクセントクロスが使われます。
一方トイレや洗面所は閉じられた空間になるので、色や柄で遊びを利かせたい方はここで挑戦してみてもいいかもしれません。
トイレであれば便座の後ろや手洗い場、洗面所の場合は洗面台の後ろか横の壁に使うと目を引く空間になります。
インスタなどのSNSで画像検索をして理想に近いイメージを保存して、そのイメージに近いサンプルを取り寄せてみるのもいいでしょう。
クロス選びでは「真似」をしてみるのが、理想に近づく一番の近道です。
賃貸でも使用できる!壁紙DIY
賃貸物件の場合、基本的には退去時に原状回復すれば壁紙を自由に変更可能です(大家の方やオーナーの方に了承を得て、そのまま退去OKな場合もあります。)
原状回復となると時間がかかって面倒だったり、最初に状態にちゃんと戻せるかどうか不安に思う人も多いでしょう。
しかし、最近は元の壁紙を傷つけないで貼り付けることができるとても便利なシールタイプの壁紙が販売されています。
貼るだけでなく、剥がすことももちろん可能です。
シールですから予め裏面に粘着剤がついているので、裏の剥離紙を剝がすだけで貼り付けることができる壁紙です。
とても簡単で手や床を汚すことなく、気軽に空間のイメージチェンジができます。
シールタイプには剥がせないタイプもあるので購入前しっかりと確認をしましょう。
このように賃貸物件でも手軽に簡単にアクセントクロスを使うことができます。
色々な種類があるので、購入前によく確認を行い、貼り付けを行う際は少量で試してみたり、目立たない場所で一度練習してから本番を迎えてもいいかもしれません。
手軽に取り入れられるアクセントクロスで、みなさんも暮らしを彩ってみてはいかがでしょうか。
関連する記事
最近の投稿
- チェリー材の家具を選ぶ際には“ここ”を見る 2024年11月20日
- “重たく見えない”無垢材家具の取り入れかたとは? 2024年11月18日
- “サステナブルな”家具選びとは? 2024年11月16日
- 年末年始営業と価格改定のお知らせ 2024年11月14日
- ダイニングテーブルの高さの「標準」と「適切な高さ」は違う? 2024年11月12日
- リビングテーブルは使い方や空間に合わせて選ぶ 2024年11月10日
- “一脚あると便利”なスツールはこう使う! 2024年11月8日
- ダイニングセットを購入するなら“椅子から選ぶ”その理由とは? 2024年11月6日
- キッチン収納 “スライドレール“の違いや構造とは? 2024年11月4日
- 「良い家具を選ぶと長持ちする」と言われる理由との選び方とは 2024年11月2日
カテゴリー
- 家具の選び方・置き方 (1,573)
- インテリア&住宅情報 (639)
- 人と木と文化 (397)
- ニュース&インフォメーション (440)
- オーダーキッチン関連 (406)
- 一枚板関連 (635)
- オーダー収納関連 (617)