手軽にとりいれることのできる観葉植物は?
2023.1.9
皆さんはお部屋に観葉植物を置いていますか?
置いている、という人はその多少に関わらず、日々の成長を楽しんだり、その存在に癒されていることも多いのではないかと思います。
一方で「置いてみたいけど」という人もいるでしょう。
以前に植物を育てたことがある人は大事に育てたにも関わらず、枯らしてしまったという経験から躊躇しているという人もいるかもしれません。
あるいはまだ植物を育てたことがない方という人もいるはずです。
日々の世話が大変そう、どのように育てたらいいのかわからない、何を選べばいいのかわからない、とハードルを高く感じてしまっているかもしれません。
種類豊富な観葉植物ですが、環境や世話の頻度など自分にピッタリな観葉植物が見つかれば手軽に取り入れることも可能です。
小さなものでも、そこにあるだけで空間の雰囲気は大きく変わります。
今回のコラムをぜひ参考にしてみてください。
置き場所の環境から選ぶ
観葉植物に欠かせないものとして「光」があります。
とはいえ、ウチは日当たりの弱い部屋だから、と諦める必要はありません。
植物によって、たくさんの日光が必要なものもあれば、日陰でも生育できる耐陰性を持ったものもあります。
それぞれのお部屋での光の当たり具合と植物の特性をマッチさせれば手軽に自室のインテリアに取り入れることができるのです。
日陰でも育つ観葉植物
観葉植物の多くは耐陰性があるため日陰でも枯れずに生育することができます。
一般的に熱帯雨林など日陰~半日陰のような環境に分布している観葉植物は耐陰性が高いと言われており比較的暗めの室内でも育てやすいのです。
一方で日当たりと同じくらい、耐陰性が高いものはそれ以上に大事なのが風通しです。
観葉植物の大半は風通しの良い環境を好みます。
(中にはシダ系の植物のように高温多湿で湿り気のある土壌を好む植物もあります)
一日中空気の循環がない場所だと水はけが悪くなったり、葉に埃がたまりやすくなり、元気がなくなってしまいがちです。
観葉植物は、直射日光や西日など強い日差しに長時間当たると弱ってしまうことが多いので理想は直射日光が当たらず、薄いレースのカーテン越しのような柔らかい光が当たり、窓の開け閉めにより空気が循環するような場所が好ましいでしょう。
育てやすい丈夫な性質を持つ観葉植物は?
夏場に水やりをつい忘れて枯らしてしまった。
水やりはしっかり行っていたのになぜかダメになってしまった。
…などなど、世話が難しいのでは?となかなか観葉植物の導入に二の足を踏む穂ともいるでしょう。
そんな人におすすめなのは生命力が高く、厳しい環境でも枯れずに育つ「丈夫な性質」を持つ植物です。
例えば水やりは日常の中でつい忘れてしまったり、インテリア性を重視した場所に置くと手間に考えがちです。
そのようなときは、乾燥に強い、つまり乾燥を好む観葉植物がおすすめです。
乾燥に強い植物なら水やりの回数が減り、あるいはちょっと水やりをさぼってしまっても生長にそれほど影響しません。
ここからは代表的な観葉植物をいくつかご紹介していきます。
ポトス
ポトスはサトイモ科の観葉植物です。
明るい場所を好みますが、耐陰性が強いためある程度の日陰のような比較的暗めな場所でも育てることができます。
また、ポトスはつる性の観葉植物の為、支柱などで上へ伸びるように誘引すると葉が大きくなります。
ハンギングして下垂するように育てると葉が小さいまま伸びていきます。
苗木であれば¥1,000以下、流通も多いため手軽に手に入ります。
管理も簡単なので初めての観葉植物としてもおすすめです。
モンステラ
モンステラはポトスと同じくサトイモ科で熱帯アメリカ原産の観葉植物です。
ハワイなど南国のプロダクトデザインでもしばしば目にする個性的な大きな葉に切れ込みが入る姿は非常に人気があります。
また、品種もいくつかあり、葉型だけでなくサイズも小型~大型まで様々です。
直射日光が苦手で、半日陰のような場所を好み、生長も早く強健なため初心者の方にも育てやすいです。
価格は6号鉢で¥4,000~¥5,000と安くはないですが個性的な大きな葉はアート感覚で飾ることができ、インテリア性も高いため満足感を十分に感じられる植物のひとつであると言えます。
パキラ
パキラは美容室やカフェなどでもよく見かけるメジャーな観葉植物です。
1本の幹だけでも存在感はありますが、複数本の幹が編みこまれた苗木もありそれもまた魅力的です。
日陰でも元気に育ち生長が早く剪定にも強いので、思い通りの樹形に育ててオシャレなインテリアに育てるのも楽しむことができます。
テーブルに置ける小さなサイズは¥4,000前後~1mを超える大きいサイズは¥15,000~¥20,000程度。
大きなサイズは部屋の隅に設置することで奥行感を感じることができるため、部屋を広々見せる効果も叶います。
サンスベリア
サンスベリアは独特の模様が入った葉っぱが特長の観葉植物です。
「虎の尾(トラノオ)」という別名を持っており、魔除けの効果があるとされています。
乾燥に強いので、ついつい水やりを忘れてしまいがちな方や、外出や出張の多い方が育てるのに向いています。
価格は卓上サイズのもので¥3,000~比較的大きめな8号鉢で¥10,000程度です。
カポック(シェフレラ)
丈夫な観葉植物の代表格といえばカポック。
寒さ、暑さ、乾燥に強く、日陰にも負けずどんな環境でもたくましく育ちます。
また、型崩れしにくく剪定などのケアが少なく手軽に育てられるのもポイントです。
手のひらのように広がる丸みのある葉っぱの形が可愛らしく、オシャレな空間を演出してくれます。
サイドボードなどに置く小さめサイズなら¥5,000程度~大きめな8号鉢は¥15,000前後です。
観葉植物はインテリア性が高まるだけでなく、目で見て癒され育てる日々の楽しさまでもたらしてくれます。
お部屋の環境や暮らしにあったものを選べば難しくありません。
一度購入すれば愛着を持って育てることができるはずです。
今回のコラムも参考に、ぜひお気に入りをみつけてみてください。
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