子どもを育てるインテリア
2018.2.1
家具蔵には小さなお子様をお連れになったお客様がいつも大勢いらっしゃいます。
また、スタッフのなかにも子育てまっ最中の者もいれば、これからそのステージに立つ者も。
今回はそんな小さなお子様がいらっしゃるお客様に対して、あるスタッフが語ることの多いこんなお話をご紹介します。
こどもが育つ環境とは
いわゆる幼児期は、言葉で何かを教える時期ではなく、環境で教える方がいいと考えられています。
言葉で口うるさく言わなくても、子どもは親を見ており、片づけ一つに関しても、いつもキレイに片付けている親を見ていると、自然と片付けるようになるものです。
また、よく「子どもを育てるなら、何もない広い空間がいい」と言われることがありますが、子どもも大人同様に何もない部屋や公園のような広い場所ではなんとなく落ち着かないもの。
外で体を動かして遊ぶ交感神経を高める活発な遊びと室内でお絵描きや絵本、積み木やおままごとなど、じっくり集中して静かにすごす副交換神経を優位にするリラックスした状態の遊び。
この2種類を覚えるとメリハリがつき、どこでも同じように遊ぶのではなく、部屋では部屋の遊び、外では外の遊びがある、と学ぶことができるのです。
「続き」が後で出来る自分だけの場所を与える
子供部屋がない場合は、机などどこか一ヶ所でいいので、子どもが自分で管理・所有できる場所をあたえると良いといわれます。
環境的に子どもが「巣ごもり」出来る落ち着く場所があるとよく、リビングの一角であれば棚やソファをうまく使って、どこか隠れられる場所をつくっておく。
そしてラグなどを引いて「ここは自分のエリア」と子どもが理解できるようであれば「自由に散らかせるのはそこまで」と子どもと約束をすることも、
管理する能力や所有するものに対する意識を芽生えさせる良いきっかけとなるのです。
収納スペースなども自分の管理すべきところがわからない状態のまま、遊ぶ度に親からキレイに「片付ける」「散らかさない」ことばかり言われると、遊びに発展性がなくなり、じっくりとした遊び込みをしなくなります。
たかだか遊び、しかし幼児期は遊びからさまざまな事を学び取る時期でもあります。
たとえば、積み木やブロック、レールあそびなど、何日も完成にかかるものは、毎日片付けてしまうより、遊ぶ場所を決めてしまい日々片づけず、遊びを再開する際には「続き」をさせてあげると良いのです。
こどもが育つ収納の導き方
「いつもスッキリ片付いている、見えない収納」を目指す人は多いですが、子どもの道具の片付けは「棚で管理」するのが一目みてわかりやすくメリットも多くあります。
引き出しがついているものよりもオープン棚で、しまうものによってはそのまま収納として配置したり、棚のサイズにあわせた木箱などを用い、使いやすく小分けになっているとさらに機能的です。
また、どこから片付けて良いかわからないくらいに散らかってしまった時は、「絵本をしまおうね」「ブロックは、この赤いバケツにしまおうね」と、ひとつひとつ具体的に何をどう片付けたら良いのかを説明していきます。
怒らずに、具体的に何をしたら良いのかを順番に伝えた方が、子どもにとっては理解できやすく行動しやすいといえるでしょう。
また、これは子どもに限らず言えることですが、棚のスペースに余裕がないと、出すときもしまうときも手間取ってしまいます。
必ず「8割収納」を心掛けて収納を行うとスペースと気持ちに余裕ができてきます。
片付けるのも遊びの延長
一度上手におもちゃや道具が整理できたら、それを所定の場所に戻す習慣をつけるように何度も繰り返していくことが重要です。
ただ、単に片づけを促すだけでは子どもの関心も削がれ、なかなか習慣づきません。
片づけの時には、宝物探しのようにものの場所を楽しませながら探させたり、擬人化させたり、わざとホウキやエプロンなどを渡して、お母さんごっこのように「ごっこ遊び」を加えるのも一つの手法です。
そうして何度も繰り返すうちに、子どもが片付けまで遊びの延長ですることができるようになってきます。
人形はおもちゃと一緒ではなく、人形のベッドや布団を作ってあげ、夜に必ず寝かせるように「はい、寝ましょうねー」などとすると、片付けもおままごとになる、という寸法です。
大きなカゴを1つ準備する
大人が「今日は何もしたくないな」と思う日があるように、子どもにもそんな気持ちの波があります。
そんなときに叱ってやらせても、進んでやるようにはならない。
そんなときはすべて入れられるような大きなカゴを準備しておくと、子どもも親もイライラしないための良い逃げ道になります。
大事なお子様の健全な成長を促すためには、家具を踏まえた配置や素材が重要であり、自宅の環境の影響はとても大きいものです。
今回のこのコラム、子育て世代の方にもなにか良いヒントになるものであれば、と思います.。
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