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「圧迫感の無い空間で快適な暮らしを ‐第2回‐」

2016.5.15

皆さん、こんにちは。

連休も終わり、これから夏本番に向かって、街を彩る木々たちも春先とは違った鮮やかな表情を見せ始めます。

新緑の季節がやってきました。

 

今回は1週間を挟んでの「空間における圧迫感」についての第2回。

圧迫感を避けて快適な住まいをつくる具体的なテクニックをご案内していきます。

 

「圧迫感が少ない広い空間を演出する」

 

大事なことは、空間自体が狭くても空間を広く「感じる」ことが出来るかが重要であり、そのカギは「空間を開放的にする工夫で広く感じることができる」ようにすることです。

つまり、見え方=「視覚効果」を上手に取り入れて「広く」見せるコツを掴むことができれば、意外と簡単に圧迫感の少ない空間はつくることができるようになります。

 

「白を基調とした空間は広く見えやすい」

壁・建具・天井をすべて白で統一した空間は、実際以上に空間が広く見え圧迫感を感じさせません。

また、さまざまな家具ともコーディネートしやすく、光を反射する効果もあり部屋を明るく爽やかに見せることができます。

 

「『視線の抜け』を作る」

部屋に入ったときに視線が奥まで通ると、開放感を与えます。

「視線の抜け」を遮らない低めの家具を選ぶと、すっきりとした部屋に見せることができるようになるのです。

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白基調且つ抜け感のある空間は、その「広さ」の想像を掻き立てます

 

「ウィンドートリートメントを工夫する」

「カーテンはより高い場所から。縦方向が鉄則」

カーテンやブラインドを高い位置から床まで垂らすのがお勧めです。

柄は無地か小柄にするのが無難ですが、縦方向に展開するテキスタイルデザインはより高さを強調してくれます。

中古マンションなどで掃出し窓の高さが低い場合などは、レールの取り換えと「バーチカルブラインド」を採用するのも効果的です。

腰高窓にも思い切って天井から床までのカーテンをかけるのも、高さが強調される効果がありお勧めです。

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縦方向を強調した空間は天井を高く見せ、開放感を演出します

 

「フォーカルポイントをつくる」

「フォーカルポイント」とは注視点、目を引く点のこと。

空間での視線を1点に集中させ、その方向への奥行感を想像させる手法です。

「視覚の操作」で広さを演出します。

・大きな鏡を配置する…窓や外の景色が写るようにするとさらに効果的です。

・観葉植物を配置する…窓際に適度な大きさの観葉植物を置くと空間の立体感も増し、視覚の操作も可能になります。

・壁は一点主義に…視線を集めるようなもの一点のみを飾る手法。

絵画などは、窓の効果も兼ねています。

開口の少ない空間では奥行き感を増すうえで一石二鳥です。

遠近感のある絵画で奥行を出す方法も。

・間接照明は奥行き立体感を演出…例えば、家具の後ろに照明を置くことで壁との隙間からもれる光が広がりを感じさせ、部屋が広く感じます。

また、上下から間接照明で照らすと光の縦ラインが生まれて高さが強調されるということも。

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効果的な絵画の掛け方、アクセントウォール、ブラケットライトの使い方。まさしくフォーカルポイントのお手本です

 

「高低差をつくる」

部屋をトータルで見て、高いところを薄く、低いところを濃い色にすると、開放感が出て、天井が高く空間を広く感じることができるようになります。

また、ベッドを低くするだけでも部屋をさらに広く見せることが。

天井が高く感じられ開放的になるのです。

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低いベッドと背高の収納のバランス。絵画の位置も相まって理想的な高低差が生まれています

 

以上、今回の内容が皆様の快適な暮らしのヒントになれば幸いです。

「圧迫感」を感じない、開放的でよりよい空間づくりを目指しましょう!

 

 

 


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