オーダーキッチンで叶えるゆとりある暮らし
2020.9.9
「働き方改革」や「新しい生活様式」が少しずつ浸透し、今年の夏は去年までの夏と違っておうち時間の過ごし方も変わってきました。
夏休みが短縮になったり、なかなか外出も気軽にはできなかったりとおうちで過ごす時間は長くなっていますが、みなさん工夫しながらそれぞれのおうち時間を楽しんでいることと思います。
在宅ワークでデスクを新しくした人、家族で過ごすダイニングスペースを見直そうとしている人、時間が増えると今まで気づかなかったところに目がいくものですよね。
お食事もご家族によっては1日3食しっかり作ってご自宅でという方も増えています。
そうなるとキッチンにいる時間も増え、毎日のレシピに悩むのと同じくらいキッチンについても「もっとこうだったら・・・」とか「ビルトインの食洗機があれば・・・」など気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ゆとりのある快適なキッチン空間にするためにはどうしたらよいか、そのためのエッセンスを今回はご紹介いたします。
レイアウトでゆとりをつくる
キッチンのレイアウトを考えることは、その使い勝手を左右するとても大切な第一歩です。
キッチンのリフォームやご新築を考える際にはプロの意見も大切ですが、まずは自分が普段どういうキッチンの使い方をしているか、お皿は重ねて収納しているか立てて収納しているか、おかずは毎食つくるのか作り置きをまとめてするのかなどご自身のキッチンの使い方を思い返してメモにまとめることも重要です。
文字にしてみると、今の状況を冷静に見つめ直すことができるだけでなく、考えを変えるだけですぐに解決できるポイントも潜んでいることに気づくきっかけにもなります。
その上でショールームを訪れプロに相談すれば、自ずとどこを優先的に考えるのかを見極めながらプランがスムーズに進んでいきます。
多くのマンションではペニンシュラ型のキッチンが主流ですが、必ずしもすべての家庭に合うわけではありません。
また冷蔵庫を置く位置も大切で、家族が多い家庭で冷蔵庫を奥まったところに配置してしまうと、家事動線の障害になってしまうこともあります。
また食洗機を入れる場合、右利きの人はシンクの右にレイアウトすることで無理な姿勢をしなくて済むなど、ちょっとしたことの積み重ねが使い勝手をよくして、心にゆとりを与えてくれるはずです。
機器をうまく活用する
キッチンはそのデザインやレイアウトだけでなく、機器も毎年のように使い勝手のよいものが作られています。
レンジフードひとつを見ても、そのお手入れのしやすさが格段にアップしています。
ファンのお掃除が10年必要ないレンジフードも数年前から登場していますが、今年になってそのデザインバリエーションが増えています。
水栓金具も、海外製のおしゃれなデザインでキッチンを華やかにするものもあれば、国産メーカーではセンサーで吐水・止水ができるだけでなく、浄水機能も触れずに操作できるタイプの水栓もあり、特に手を触れずに操作できるものなどは、衛生面が特に気になる昨今では取り入れたいという方も多いようです。
それ以外にも、グリル機能をうまく使った調理方法が多く紹介されていたり、二人分くらいであれば炊飯器を使わずにタイマーでご飯が炊ける機能が付いていたりとガスコンロの活用方法も時代によって変わってきています。
そして時間的にも心にもゆとりをもたらしてくれるのは、なんといっても食洗機です。
家事の中でも洗いものが嫌いという人は多いですが、そうでない方も含めて食洗機はあると助かる機器の代表です。
普段は二人だから手洗いで十分という方の場合でも、お客様がいらした時や忙しくてまとめて夜に洗いたいという時にはとても便利です。
素材で快適にする
キッチンはワークトップ(天板)や面材(扉やパネル)の素材によっても印象が変わります。
ワークトップについては、ベーシックなステンレスや人工大理石に加えて最近ではクォーツやセラミックなど色だけでなく素材自体の選択肢が増えています。
また、扉についても化粧板やウレタン塗装といった昔からある素材だけでなく、オールステンレスで厨房のように仕上げたり、ダイニングに置くテーブルやチェアに使われる木材と合わせたりすることもできるのです。
こうして素材の種類が増えている背景にはキッチンがそれだけの空間ではなくリビングやダイニングと同じ空間にある間取りが多くなっているという事情が絡んでいます。
キッチンの機能やお手入れのしやすさだけを優先してしまい、空間の中でキッチンだけが浮いてしまうことがないように、ダイニングテーブルやリビングの収納家具やソファも含めて、空間の中での素材バランスを一歩引いた位置から眺めてみることも「居心地の良い暮らし」をつくる上で大切なシミュレーションです。
そして木目調の家具やキッチンを考える場合には、本物の木かそれ以外かというのもチェックすべきポイント。
「木目調」と呼ばれるものの中には木目をプリントしたシート材や化粧板があったり、「天然木」と謳っているものでも突板ベニヤ(つきいた)といって1ミリ以下に薄くスライスした木をベニヤに貼っているものがあります。
こうしたものは使い始めはきれいですが、5年10年と使うにつれエッジの部分から剥がれてきたり、傷がついたところから水が入って膨らんでしまったりします。
原木を削りだした無垢材であれば、こうした心配がありません。
更に着色もしていない木本来の色であれば色が剥がれることもなく、自然な木目もそのままに楽しむことができます。
「快適さ」の基準は人それぞれです。
また、使う人の数だけキッチンの数もあります。
毎日・毎食キッチンを使うという人であればなおさら、キッチンをオーダーで作ることで時間にも心にもゆとりが生まれ、より快適なキッチン時間を送れるはずです。
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