オーダーキッチンが「カウンター周り」を変える理由とは
2021.4.2
家具の一部としてのキッチン
戸建て、マンションに関わらず、独立した間取りのキッチンは減少傾向にあります。
LDKがワンルームになった間取りが主流で、キッチンはダイニングやリビングと同じひとつの空間に存在するようになりました。
結果、設備であるキッチンは空間全体のインテリア性を大きく左右するものとなっています。
部屋に入ると必ず目に入るのがキッチンであり、主婦だけではなく家族皆で使う共有の場となっています。
その形状も壁を向いたI型よりもコミュニケーションを優先したペニンシュラやアイランドタイプが増えました。
LDK全体を一つの部屋として考えると、家具の一部としてのキッチンの重要性が格段に増しています。
カウンター素材の多様化
そうすると、キッチンは単体で考えてしまうと全体の調和が取れない空間となるリスクがあります。
そのうえでペニンシュラやアイランドタイプのキッチンは「カウンタースペース」が必須です。
キッチンのカウンター材にはステンレス、人工大理石、メラミン化粧板、大理石、タイル、セラミック等々、様々な素材があり、年々バリエーションが増えてきています。
その背景には、キッチンがインテリアのエレメントとして重要な役割を担うようになり、機能性だけではなく意匠性も強く求められるようになってきたことがあります。
キッチンは簡単に取り換えられるものではないので、選択を間違えると設置後から数年、いや十数年は満足できないまま使い続けなければなりません。
そのようなことが無いように、間取りの段階からキッチンから暮らしを考え、自分に、暮らし方に、空間に合った計画をしましょう。
カウンターの役割
キッチンで視覚的に影響を与える部材には、キッチンの扉や引き出しの面材とカウンターがあります。
カウンターはワークトップとも呼ばれ、キッチンでの作業、動作である「準備・下ごしらえ」、「調理」、「配膳」、「片付け」という一連の流れを支える存在です。
このような作業に加え耐久性、メンテナンス性の他、今まで以上に意匠性をも重視したカウンター材は、特にオーダーキッチンメーカーを中心に選択肢が広がっており、それに追従する形でシステムキッチンでも選択肢を広げています。
一昔前とは比較にならない程のバリエーションとなっているのです。
このような背景にはカウンターそのものの役割が広がっていることも大きな要因です。
カウンターがいわゆるワークトップだけではなく、簡易的なテーブルやサービスカウンターとしての機能を持ち合わせる、またキッチンに納まりきらない食器、或いはダイニングで使う小物を収納する等、カウンターの役割はキッチン側からの使用だけではなくなってきているのです。
つまり、ダイニング、リビングを繋ぐ役割を持ち合わせていることで作業面、視覚面共にその影響力は大きく、ますます重要な位置付けとなっています。
カウンター周りをどのように有効利用するか、そしてどう見せるかによってダイニング、リビングとのコーディネートにも影響しますので、意匠性、インテリア性が備わった様々な素材が増えてきているのです。
カウンターの意匠性を重視する
衛生面や機能、耐久性、メンテナンス性以外では、ダイニング、リビングから丸見えですから汚れが目立ちにくいという点が重要です。
つまり長期間使用する物ですので、可能な限り汚れが染み込まない目立ちにくい素材であることも、基本的な性能のひとつです。
そこで、汚れが目立ちにくい色のバリエーションと独自の質感を持ち、耐久性に優れたもので最近注目なのが、セラミックとクォーツ(人工水晶)です。
セラミックの特徴
セラミックはオーダーキッチン以外にも、システムキッチンメーカーでグレードの高い商品群に採用されています。
陶器のような質感、深みのある色合いと柄による意匠性は他の素材では出せない独特な存在感を持つ素材です。
不燃材料としても使えるほど熱に強く、高温のフライパンや鍋を直接置いても変色、変質がありません。
また色調は、陶器のように複雑なため、汚れが目立ちにくく、表面が固いので傷にも強く、さらに調味料をこぼしても染み込みにくいのが特徴です。
最近は壁面の仕上げ材にタイルや自然石等を用いて素材感をアクセントにする事も多くなってきていますので、キッチンの壁タイルと質感や色調を合わせると相乗効果で個性的なコーディネートが実現します。
クォーツの特徴
一方、クォーツ(人工水晶)は天然石の中でも硬い水晶・石英を基材とし、樹脂を混ぜて加工したエンジニアドストーンのことです。
天然石の質感や美しい意匠性を持ち、樹脂を含むことで加工性やメンテナンス性を補っています。
普及している人工大理石との違いは、より自然な石目であること。
さらに硬く丈夫で、汚れ落ちも良いのが特徴で新築のマンションで採用するケースもあります。
最近注目されているこの2つの素材の注意点は、重量がある為、サイズや搬入経路の事前チェックを忘れないことです。
そしてⅬ型の場合はジョイントが入ることもありますので、コスト面と併せてこのような課題は採用前に十分検討するようにしましょう。
様々な条件が求められるキッチンのカウンター材。
まずは自分が気に入って楽しく使えることを優先にしましょう。
そしてダイニング、リビングを含めたコーディネートを検討し、使い勝手と使い心地を両立できるよう計画しましょう。あれもこれも…と検討項目が多いので不安やお悩みがありましたら、最寄りの家具蔵キッチンスタジオまでお気軽にご相談下さい。
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