国産キッチンを選ぶメリットとは
2021.4.8
国産か海外製か
仕切りの無いワンルーム状のLDKという間取りが主流の現在の住まい。
それぞれのスペースを仕切らずオープンにすることで、空間が効率良く利用でき、開放感があり、そして何よりもコミュニケーションがとりやすいのが特徴です。
このような空間のコーディネートではキッチン・ダイニング・リビングを個々に計画するのではなく、全体の調和を考えることが重要です。
インテリアやライフスタイルを紹介するメディアではキッチンの特集も増え、ダイニング・リビングとコーディネートできるように多様化したキッチンを、空間全体でイメージできるようになりました。
そのなかでスタイリッシュな海外製のシステムキッチンが紹介される機会も増え、実店舗なども多くなっていることからより身近な存在となっています。
そこで出てくる問題は「国産か」「海外製か」というもの。
今回はそのなかで国産キッチンを選ぶメリットについて見ていきます。
国産キッチンのメリットとは
キッチンはもはや家具である、というのは一体となったLDK空間のなかでは最早当然のことと言えます。
しかし、家具と同じようにキッチンを考えるとはいっても、現実的にはキッチンに求められるのはインテリア性もさることながらやはり機能性です。
また、納期、施工性、価格面等の様々な条件もあります。
そこから考えると、やはり国産のキッチンは手が届き易い身近な存在です。
キッチンとその他の空間の関係性では、間取りの計画段階でキッチンをどうレイアウトするかが最大のポイントです。
このレイアウトが暮らし方を決定します。
ダイニング、リビングとの繋がりを含めた暮らしの全体像はある意味でキッチンを核として計画されることになります。
国産キッチンは、日本の住宅環境、風土、そして暮らす人の体形を考慮したサイズで構成されていることは海外製に比べて大きなアドバンテージ。
その種類もベーシックな規格タイプとセミオーダー、フルオーダーと多様です。
一般的なものは住宅設備系のキッチンで、新築やリフォームの際、浴室やトイレの機器と、或いは床材や内装材と併せて専門の実店舗で選ぶというもの。
国産のキッチンも随分と選択肢が広がっています。
キッチン専門店の商品、或いは建築家が手掛ける造作キッチンなどいわば百花繚乱です。
最近はダイニングやリビングとのコーディネート重視の点から、家具専門店のキッチンにも注目が集まっています。
ダイニングやリビングのインテリアに拘りたい、自分らしくしたいとは即ちキッチンにも暮らし方にも拘り、オンリーワンを求めるということです。
インテリアの拘り=暮らしの拘りはキッチンからスタートとすると考えて良いでしょう。
家具専門店のキッチンを選ぶ
ここで家具専門店のキッチンに注目してみます。
家具専門店のキッチンは、当然そのメーカーが展開する家具とテイストは共通します。
そこにあるのは統一性。
統一感のある空間は視界に破綻が無く、違和感なく過ごすことができます。
シンプルな和のテイストを取り入れたインテリア、或いは北欧風のインテリア等々、テーマのある空間には統一感があり、誰もが心地よく過ごせます。
そんな空間は、長く過ごしていても時間を忘れるほど寛げるものです。
自分に合ったインテリアが分からないという人はいろいろなものを見てみて、長時間過ごして心地よいことをコンセプトとすると良いでしょう。
テーマのある空間、いまやその仕上げはキッチンであるといえます。
空間に馴染んでいて、一体感があるというのが現代に求められるキッチンです。
家具を家具専門店で選ぶのと同様に、あるいは同時に。
キッチンも家具専門店で選ぶことで空間の統一感と心地の良さが約束されます。
自然素材をキッチンにも
家というのは、もちろん新築当時も良いですが、長年住んで(手入れの行き届いた状態で)程よく味が出てきた頃もまた良いものです。
住まう人の「らしさ」が現れ、キッチンにおいても使い込んだ食器や調理用具が自分らしさを表してくれます。
床材に無垢材を、壁には珪藻土を、というように内装材はできるだけ自然素材やそれに近いものを選んで、温もりのある寛いだ空間を作りたいという人もたくさんいます。
それらは長く使うことが味につながるものばかり。
同時に自然材にはぬくもりややさしさがあります。
家具も同様です。
様々な素材の家具が存在しますが、無着色の無垢材家具は他の自然材同様に、温もりや温かみにあふれ、使い込むことでより味わいが増してきます。
家具と同様のテイストをキッチンにも、というコンセプトならキッチンも同様に木のキッチンを選ぶのが良い、という帰結になるのです。
無垢材の家具、木のキッチン
人もやはり生き物である以上、心地良く落ち着ける居場所を作りたいのであれば住まいに自然素材をいかに取り入れていくかがポイントになります。
無垢材、無着色のテーブル、チェア、そしてそれに馴染むキャビネットのような家具調のキッチンですと、そこで過ごす時間が豊かに心地よいものになります。
家具と同テイストのキッチンで空間を整えることで、コーディネートによる大きな効果が生まれます。
日々の暮らしを心地よく、そしてそれがずっと続き、家族が皆で長く楽しめるというのは大きな魅力です。
そして家族が寛いで落ち着ける空間は、訪れるお客様にとっても心地良いものとなります。
お気に入りのものに囲まれた空間は魅力的な住まいであり、しかもそれが時間が経つことでなお良い風合いとなる。
そんな住まいを叶えるのが木のキッチンとなります。
そしてそんな木のキッチンは設備でもある以上、やはり国産のものを選ぶのが先々のメンテナンスを考えたうえでも安心です。
既成のものに合わせるのではなく、自分らしく暮らしに合うキッチンを選びたい。
LDK空間に自然素材や木を取り入れた暮らしにしたい等々のご検討は、最寄りの家具蔵のキッチンスタジオまでぜひお問い合わせ下さい。
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