無垢材ウォールナットがキッチン素材として適している理由とは
2021.6.18
目次
LDKはトータルコーディネートが良い
現代の住宅では住まいの中心はLDK(リビングダイニング・キッチン)です。
食事をとるための空間・その食事を用意するための空間・そして寛ぎを目的とした空間をひとつにまとめたLDKは明確な間仕切りが無く、オープンな一つの空間として構成されていることがほとんどです。
その「繋がった空間」でそれぞれ使用する家具を単体で考えるのではなく、トータルコーディネートで考えることで統一感が生まれ、美しく「見た目も居心地も良い空間」が実現します。
テーブルやチェア、ソファ、各種収納といったLD空間に置かれるものだけでなく、キッチンまで含めたトータルコーディネートを実現させることができるのが理想です。
ウォールナットという樹種
住まいの中で使用される素材は多々ありますが、やはり木材が使用される率は非常に高いものがあります。
健康志向や本物志向が高まるなかで、住まいに関する素材には疲れにくく、人を和ませる無垢材で作られたものが主流となってきています。
それは家具に限らず、床材などでも確実に選択肢のひとつとなっているほどです。
いわゆる自然材である無垢材はナチュラルで健康的な空間を実現し、空間の質も高めてくれます。
それぞれの樹種や色合いに魅力がありますが、中でも「ウォールナット」は高い人気を誇ります。
ここでいうウォールナットとは北米産の「アメリカンブラックウォールナット」を指します。
世界に200種以上あるクルミ材の中で、そして現存する木材の中でも最高ランクの評価を得ている「アメリカンブラックウォールナット」。
「家具材のロールスロイス」とも呼ばれ、高級材の代名詞として世界中で愛される銘木です。
ウォールナットの特徴は
ウォールナットの木肌の特徴、それは「深みのある濃い茶色」であり「様々な色素が入り混じったグラデーション」です。
そのうえで「ブラック」の名が付くくらいですから「黒」に近いその色合いはどんな空間にもハマりやすく、空間コーディネートを容易にします。
落ち着いた色合いと何層ものグラデーションは高級感を演出し、ダークトーンの色合いは目にも優しい。
そのうえで年月とともに美しくまろやかに色合いを変えていく様は非常に魅力的です。
数々の歴史的な場面や建造物、そして有名ホテルやレストランといった場所で使用される特別感を自宅に居ながらにして味わうことができるのが、ウォールナット家具の大きな魅力と言えます。
ウォールナットをキッチンに使用するメリットは
ウォールナットはどんな空間にも相性が良く、コーディネート性においては随一です。
であれば、トータルコーディネートが必要なLDKをウォールナットでまとめることは大きなメリットがあります。
床材や壁材の雰囲気を問わない万能性と、高級感を演出する素材感を活かさない手はありません。
とすると、一繋がりの空間となっているキッチンエリア及びキッチン本体もウォールナットで誂えることでそのトータル性は完璧なものとなります。
ダイニングゾーンをウォールナットのテーブルとチェアで揃える。
同時にリビングゾーンのテレビボードやソファ、収納家具もウォールナットで揃える。
そしてキッチン本体やバックセット(背面収納)も同じくウォールナットで。
単調になるのでは?という心配は不要です。
無垢材、しかも無着色のものであれば元来持っているグラデーションはそれぞれ異なり、それらは経年変化で色合いを変えていきます。
とはいえベースは「ウォールナット」で同じですからトータル性も損なわれることはなく、どこかメリハリも感じることのできる空間となるのです。
ウォールナットのキッチンには使い込んで増す普遍的な美しさがある
キッチンという「設備」には、これまで新しく便利な機能や表層の美しさに重きをおいて進歩した歴史があります。
しかし、ウォールナットをはじめとした無垢材のキッチン、木のキッチンにはたとえ100年後でも普遍的に美しく、機能し、価値を失わない良さがあります。
時間とともに深みを増す本物の素材で作るウォールナットのキッチンは、道具として手に馴染んでいくのも良い部分です。
暮らしの基本である「台所」だからこそ。
皆が集まる場所だからこそ。
その部分を丁寧に考えることは、日本人が古来より大切にしてきた豊かな精神と繋がる部分があるのではないでしょうか。
水や汚れを防ぐ塗装や、そもそもの高い強度も相まって耐久性やお手入れの容易さも心配は要りません。
私たち家具蔵ではウォールナットのキッチン、そしてキッチンと同時にLD家具もそのコーディネートやプランニングを含めて(修正)トータルコーディネートします。
その際には実際の無垢材ウォールナットを見て、触れながら、体感しながらのお打合せとなるでしょう。
写真や映像では分からない実際の質感や魅力に触れながら、無垢材ウォールナットの奥深さ、美しさをご体感ください。
家具蔵の無垢材キッチンの詳細はこちらから
家具蔵の無垢材キッチンのある暮らしの事例はこちらから
関連する記事
最近の投稿
- 姿勢の改善にはチェア選びから 2024年11月22日
- チェリー材の家具を選ぶ際には“ここ”を見る 2024年11月20日
- “重たく見えない”無垢材家具の取り入れかたとは? 2024年11月18日
- “サステナブルな”家具選びとは? 2024年11月16日
- 年末年始営業と価格改定のお知らせ 2024年11月14日
- ダイニングテーブルの高さの「標準」と「適切な高さ」は違う? 2024年11月12日
- リビングテーブルは使い方や空間に合わせて選ぶ 2024年11月10日
- “一脚あると便利”なスツールはこう使う! 2024年11月8日
- ダイニングセットを購入するなら“椅子から選ぶ”その理由とは? 2024年11月6日
- キッチン収納 “スライドレール“の違いや構造とは? 2024年11月4日
カテゴリー
- 家具の選び方・置き方 (1,574)
- インテリア&住宅情報 (639)
- 人と木と文化 (397)
- ニュース&インフォメーション (440)
- オーダーキッチン関連 (406)
- 一枚板関連 (635)
- オーダー収納関連 (617)