キッチンのダストボックスはどこに置く?
2021.8.11
皆さんはキッチンのダストボックスを「どこに」置いていますか?
キッチンの脇にダストボックスだけ飛び出して置いてあったり、背面の収納の前に置いてあって中のものを出すたびに移動させていたりという人もいるのではないでしょうか。
キッチンを考えるとき、サイズや素材・機器については設計段階から考える方が多い中、最後になりがちなのがダストボックスのレイアウトです。
お住いの地域によって必要となるダストボックスの数も変わりますし、キッチンの使い方によっても適切な場所は変わってきます。
今回はキッチンに置くダストボックスについて、どのようなレイアウト方法があるのかをお話ししていきます。
シンク下に置く場合
食材の梱包、野菜や果物の皮など調理中はさまざまなゴミが出ます。
最近はシンクに三角コーナーを置く方は少なくなっていますが、調理スペースやシンクの下にダストボックスがあれば、そのままゴミが入れることができて便利です。
シンク下にダストボックスを置く場合、2つの方法が考えられます。
一つはシンク下をオープンタイプの収納ユニットにして、ダストボックスをそのまま置く方法。
もう一つはシンク下を引き出し収納にしてダストボックスを内蔵する方法です。
見た目よりも機能的に使いたいという方の場合は、オープンタイプの収納にすることでごみを捨てる際のアクションを減らすことができます。
この場合注意したいポイントが3点あります。
①見た目がすっきりしたデザインであること
②フタのタイプ
③キャスターがついていること
オープンタイプの収納の場合、もちろんですがダストボックスがそのまま丸見えになります。
見た目にはこだわらないという方もいらっしゃいますが、できればデザインはシンプルなもの、洗いやすい形状のものだとスッキリと見え、清潔に使うことができます。
また、手にモノを持っていてもフタを開けることのできるペダル式のダストボックスは便利ですが、フタが大きく開くものは一度本体を前に出さないとフタをフルオープンにすることはできません。
横に開くものや、観音開きになるものであれば、そのままの位置でゴミを捨てることができるので便利です。
そしてゴミ捨ての際には本体を前に出す作業が必要ですが、中身の入ったゴミ箱は当然重くなります。
後部にキャスターがついているものであれば手前を少し持ち上げて引き出すことができ、使用時には動くことがないので安心して使うことができます。
もう一つの方法はシンク下の引き出し収納の中に内蔵するプランです。
キッチン金物メーカーでも引き出し専用のダストボックスユニットを作っているので、オーダーキッチンの場合はそれらを選ぶ、というのも選択肢の一つで隠れたメリットでもあります。
ただ、一般のシステムキッチンの場合はすでにあるキッチン収納を使うことになります。
その場合は、引き出し内部のサイズに合ったダストボックスを入れることで同じように使うことができます。
この時に注意したいのがフタの開き方です。
引き出しの内部に入っているためペダル式のダストボックスは使えません。
そうかと言ってフタが全くないダストボックスというのもニオイの問題などがありお勧めできません。
プッシュオープンや半分スライドして開くものなど、フタの種類が選べるダストボックスもあるので、自分にとって使いやすい組み合わせを選ぶとよいでしょう。
背面収納側に置く場合
キッチン側は調理道具をメインにと考えると、ダストボックスは必然的に背面収納側にレイアウトすることになります。その場合も比較的シンクから近い位置にレイアウトすることが望ましいと考えます。
背面側にダストボックスを置く場合もシンク下と同じようにダストボックスを置くオープンスペースを設ける方法が一番メジャーです。
その他にもダストボックスを見せたくないという場合には扉を付けて収納と一体化して見せる方法や、引き出しの中に入れてしまうことも可能です。
また、キッチンボードをオーダーで作る場合には背面収納と素材を合わせて「ダストボックスワゴン」を作るというプランもあります。
「ダストボックスワゴン」であれば、引き出しの中に収めるよりも手前まで引き出すことができるため、必要な時だけシンク側に持ってくることができたり、ゴミ捨ての際にもゴミ袋の入れ替えがしやすいというメリットもあります。
近年はキッチンがLDKの中心的な存在になってきているため、ダストボックスも様々なサイズ・素材・形状のものが手に入るようになりました。
レイアウトや捨てるゴミの種類によって、それらをうまく使い分けしている事例もブログやSNSでも多く見受けられます。
ただ、自分でこうしたレイアウトを考えるのが好きという方は良いのですが、新築やリフォームなどを検討されている場合には細かいところまでは手が回らないことも多いのが実際のところです。
そうした場合にはキッチンや収納のプロに相談をしてみるのも一つの方法です。
特にキッチンをオーダーで検討している場合は、ダストボックスに限らず他の調理道具や食器類の収納との兼ね合いなども含めて考えていく必要があります。
家具蔵でもこのダストボックスの配置含め、キッチン全般やキッチンボードなどの収納についても専門スタッフがお話を伺い、その方に最適な提案を行っています。
お気軽にご相談ください。
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