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キッチン選び「食洗機」は必要?それとも不要?

2023.4.1

 

 

キッチン選びにおける大きな課題のひとつとなっているのが「食洗機を導入するか否か」です。

私ども家具蔵のキッチンを検討いただく際にも、この点を悩む人は非常に多くいます。

今回は食洗機を導入する際に知っておくべきそのメリットや注意点を整理して、新たにキッチンを検討する際に自宅にそれが必要か否かを判断するようなヒントになるお話です。

 

 

食洗機のメリットは「手荒れ防止」「節約」「時間創出」「衛生的」な点


 

 

食洗機を導入するメリットは多々あり、だからこそここまで普及しているとも言えます。

まずは水を使用する現場では付き物ともいえる手荒れが防止できる点はあるでしょう。

手荒れの原因になるのは、お湯や水洗いによって起こる乾燥と洗剤からの刺激であり、その原因となる毎日の洗い物から解放されることで、手荒れを防ぐことができます。

あるいは水道代の節約も可能です。

長時間水を流し続けることもある手洗いよりも、水を内部で循環させて効率的に洗浄する食洗機の方が直接的な節水に繋がり、水道代・光熱費の削減につながります。

一度のまとめ洗いが可能で乾燥機能が装備されていることは、手洗いではベタつきが気になりやすい油ものや、狭いシンクでは洗うのが大変なフライパンや鍋などの洗浄も容易にし(ゴトクやレンジフードのパーツを洗浄するのに使っているという方も)、乾燥機能は面倒だった濡れた食器を拭く作業も不要にします。

それはつまり他のことに使える時間の創出に繋がり、育児や趣味に使える時間が増えることも意味します。

家事の時間を機械が引き受けてくれることで時間の余裕が生まれるというのは特に共働きや子育てをしている人にとってはうれしい利点ではないでしょうか。

衛生面にも言及しなければなりません。

食器は口に触れるものですから、除菌も大切です。

手洗いでは難しい調理器具などの細部や隙間にも、高温&高圧の水流と洗剤がしっかり入り込み、雑菌を除菌します。

更にそのまま高温での乾燥まで行うので手洗いよりも除菌・消臭効果は高くなります。

 

食洗機を導入する際に気を付けておくことは?


 

 

多様なメリットを享受できる食洗機ですが、知っておくべきポイントもあり、それを知らないと結果として「使っていない」「導入しなければよかった」ということになりかねません。

まずは、キッチン本体に食洗機が入ることで本来そこにあるはずの収納スペースが減ることになります。

食洗機を設置することにより収納面で使いづらさが生じないように、導入に際しては同時に収納まわりを見直すことも重要です。

また、食洗機も万能ではありません。

こびりついて乾いた米や油汚れなど、頑固な汚れによっては食洗機だけでは完全に落とせない場合もあります。

つけ置きや軽く水で流すなども場合によっては必要で、食洗機があっても手洗いが一切いらなくなるというわけではないので注意が必要です。

また、食洗機で食器を洗うためには、食洗機対応の食器である必要があります。

手持ちの食器に対応不可のものが多いと、結局手洗いや予洗いの手間が残ってしまい、こだわりのお皿などは物によっては高温で割れてしまうこともあることは覚えておく方が良いでしょう。

それとキッチンとリビングが繋がっていて距離が近い住まいでは、テレビを見ている時などに洗浄中の音が気になるということもありえます。

一般的には卓上タイプより、システムキッチンに付けるビルトインタイプの食洗機の方が静かです。

 

食洗機は大きく分けてビルトイン型と卓上型に分かれる


 

 

食洗機にはキッチンに組み込むビルトイン型と、家電量販店で販売されていて持ち帰ることもできる卓上型があります。

ビルトイン型は水道・電気といった設備工事を含めた各種工事が必要になり、卓上型も簡単な水道工事は必須なので、導入には大小の手間やコストが発生します。

卓上型は賃貸住宅でも使用ができ、賃貸でなくてもライフステージの変化に備えて卓上型にしておき、不要になったら処分や買い替えがしやすいメリットがあります。

ただし、キッチンのワークトップ上に置くことが多く、その際の場所を擁する点や見た目が決して軽やかではないという点は選択のポイントです。

ビルトイン型にはその開閉方法に種類がありフロントオープンタイプとスライドオープンタイプが存在します。

フロントオープンは扉が手前に開いてせり出すタイプであり、海外メーカーが主流としています。

容量が大きいのが最大の魅力であり食器のセットもしやすいですが、屈まないと操作できない、水滴が床に落ちやすいといった課題もあり、さらには国内システムキッチンメーカーでは装備が難しい場合もあります。

スライドオープンは上部から出し入れする引出しタイプであり、国内主要メーカーで採用されています。

屈まなくても良いので足腰の負担が少なく、引き出し内部で食器を洗う構造なので水滴が床に垂れにくいという特徴があります。

フロントオープンと比べると食器のセットがしにくい、容量が小さいなどのデメリットもありますが装備するキッチンを選ばない点は魅力的とも言えます。

 

 

食洗機が必要かどうかは家族の人数や皿洗いの頻度などによって大きく変わります。

一概に必要、不要ということはできませんが、このコラムを読んで少しでも方向性が見えてくるのであれば幸いです。

家具蔵には建築士やインテリアコーディネーターといった資格の他にキッチンスペシャリストの資格を持ったスタッフも多数在籍しています。

もしも木のキッチンにしたい、もしくは家のキッチンの悩みを聞いて欲しいという時にはぜひ家具蔵にお越しください。

豊富な知識を持ったスタッフがあなたのお悩みを解消し、素敵なキッチンをご提案します。

 

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