一枚板テーブル　天板
ナラ（NAR-34）

世界中の樹木の中でも、森の生成において主導的な役割を自らの使命としているナラ（オーク）類は、あらゆる樹木の頂点に聳え立つ存在です。木材においても太古の昔から北半球において最高材として君臨するナラ材は、人間が持つ樹のイメージをそのまま表したかのような、色味・触感・木目感など原風景的な魅力に包まれています。
NAR-34の一枚板は、広葉樹ではなかなか残らない希少な杢である、中杢が最大の魅力であり、杢目として最高峰に位置付けされます。200年近く前に生を受けたこの樹の芽が出て樹としての成長が安定した時代の最初期の木目がこの中杢です。針葉樹ではよく活用される杢目ですが、広葉樹においては製材後の乾燥で原木の芯の部分はほとんど割れてしまいます。この一枚板は奇跡的にこの芯の部分の周辺が割れずに残った為、中杢が再現されました。よって、この樹の始まりから伐採までの一生の木目が一幅の絵画のように再現されています。圧倒的な希少性にもかかわらず、声高に自慢する訳でもなく、周囲を威圧する事もない高貴で雄大な佇まいは、使う者に安心感と満足感を与え続けて行きます。
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