一枚板テーブル　天板
クス（RKS-55）

クス（クスノキ）は、漢字で表記すると木に南と書いて「楠」となります。字のごとく、温暖な地域で育ち、大地の恵みを存分に受けることで大径木となる樹です。色味が乳白系や茶褐色などの複雑な色素を持ち、自然の生み出す芸術品ともいえる樹です。クスの特徴としては、樟脳油を含むため、外敵から身を守る術を持つ樹とも言われます。
中心にある大きな板目は、大径木の証です。ここを中心に色彩豊かなグラデーションで、全体を包みます。両側の色素がやや明るい部分は、「耳」と呼ばれる樹皮で、立木をそのままイメージできるように樹の形状を活かしております。右下に見えるリボン状のものは、「チギリ」と呼ばれ、古来より伝わる木工技法のひとつです。原木の表情を余すことなく伝える為のものであり、全体アクセントになっています。全体の濃淡は、それぞれの色合いの異なる木目の集合体として、立体感を演出してくれます。長い年月を生きながらえてきた樹は、ダイニングに鎮座する守護樹であり、パワースポットともいえる場所になるでしょう。
※店舗展示品のためご注文時に売約済みになっている場合もございます 。
※お電話やメールなどで、予め商品のご確認をお願い申し上げます。