一枚板テーブル　天板
クス（RKS-59）

日本の巨木（太さ）ランキングの上位を占めると言われるクスノキは、古くから日本人の暮らしに深く関わってきた木です。『芳香』という花言葉を持ち、その名の意味通りに強い香りを持つのが特徴です。樹としては特に日本の南、四国や九州を中心に公園・神社・街路樹と広く親しまれ、材としてもその香り成分（樟脳）が防虫効果を持つことから、桐材を同じように箪笥などに用いられ暮らしのすぐそばにありました。そんな歴史のあるクスノキは一枚板として現代の暮らしの中でも人々を魅了します。一つはその木目が織りなす色彩豊かなグラデーションが持つインテリア性です。春夏に育つ早材の淡白色と秋冬の成長を印す晩材の濃茶色が織りなす濃淡だけでなく、青黄赤の色素が複雑に絡みあっています。力強い木目で人を惹きつけながら、他のインテリアと協調するところにクスノキの懐の深さを感じることができます。もう一つは100年を超える樹齢の樹を活かす職人の技術。樹脂やチギリには、暮らしの道具として使いやすい様にという職人の思いが込められています。
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