一枚板テーブル　天板
ナラ（NAR-32）

世界中の樹木の中でも、森の生成において主導的な役割を自らの使命としているナラ（オーク）類は、あらゆる樹木の頂点に聳え立つ存在です。木材においても太古の昔から北半球において最高材として君臨するナラ材は、人間が持つ樹のイメージをそのまま表したかのような、色味・触感・木目感など原風景的な魅力に包まれています。
NAR-32の一枚板は、典型的な中板目で流れるような板目と周囲の柾目の自然な追い柾が美しく再現されています。また、中板目は波状木理となっていることから、決して順風満帆な生長ではなかった事が分かります。恐らく自ら進んで風の強い場所に根を下ろし、他の仲間たちを風雨の影響を少しでも無くするような懸命な生き方をしていた事が分かります。テーブル天板になっても、決して苦労や苦心を見せずに、使う方に安らぎを与えながらもその方を必死で守ろうとすることでしょう。ナラのテーブルを使う醍醐味がそこにあります。
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