vol.078 東京都 F様邸
ウォールナットの無垢材テーブル・チェア・ボード
オーダーの無垢材家具を大切に使っていた実家で育った奥様。
結婚してもご主人と「家具は新居を買ってから」と決めていましたが、いざ選ぶその際に実家で使っていた無垢材家具のことを思い出し、当時は特に意識はしなかったその感覚を自宅にも持ち込みたいと考えました。
家族との思い出としていつもそこにあり、古くなっても家族の一員のようにぬくもりや愛着を感じさせるものだったから、と奥様は語ります。
「目の前にある無垢材家具を見ていると自分たちの歴史が感じられて、ますます愛着が湧いてきますね」
と大事そうに無垢材のウォールナットでつくられた家具の数々を見つめていました。
「拭いたり触ったり、ふとした時に“いいな”と思えるのが木肌の美しいテーブルの良いところ」と奥様。
「届いた頃と比べると木の表情が違う」とご主人様も笑います。
家具に対する愛着に囲まれた幸せな無垢材家具たち。
今日もまた、家族の、夫妻の歴史がそこで刻まれていきます。
無垢材でつくられた特注仕様のシステムボード(収納)には、ご主人様のお母様から贈られた博多人形や焼き物が飾られています。
竹や畳など、和を感じさせるものも好きだ、という夫妻の和室には床の間の代わりに無垢材のタモで製作した特注オーダーテーブルを設置。
コーナーを利用した4本脚も軽やかな無垢材TVボード(TV台収納)。
希望の場所にぴったり収まるように特注設計されたことで隙の無いレイアウトになっています。