寛ぎと癒しのインテリアナラ:NARA
個性豊かな表情を見せる、
多彩な木目の存在感
森に生きる木の中で最も進化した構造組織を持ち、「森の真打ち」とも称されるナラ。その材から生まれた家具は、圧倒的な生命力を感じさせる木肌が印象的です。モダンで洗練されたリビング空間にあって、独特の存在感を醸し出します。
ナラ
クヌギ、ブナなどとともに「ドングリのなる木」として親しまれているのが、ナラ。日本、中国、ロシアがおもな原産地で、ある程度成熟した森の仕上げに生える「真打ち」的な存在の木であり、もっとも進化した構造組織を持ちます。他の樹種を寄せつけない圧倒的な生命力で、純林を形成し、豊かな森を作ります。また、日本のナラは、数ある広葉樹の中でも最高級材として珍重され、明治時代以降の一時期はヨーロッパをはじめとする世界各国へも盛んに輸出。「ジャパニーズオーク」として一目置かれる存在となっていました。
欧米を原産とするホワイトオークやレッドオークなどの素直な木目に比べて、板目で材を取ると力強い精悍な木目が表れ、独特の存在感を見せてくれます。また、ナラ独自の繊維構造から、柾目で材を取ると穏やかで優しい表情の中、時に「虎斑紋」(シルバーグレイン)という虎の背中の縞模様に似た銀色に輝く木目が表れることもあり、個性豊かな表情を楽しむことができます。
一方、樹幹内に非常に多くの水分を含んでいるため、乾燥には大変な手間と時間がかかります。また、育った土壌や環境の影響を受けやすく、均質な表情の材を揃えるという点において、難しさがあります。このため、一般的な家具作りの方法では、材の表面を着色するなどの対策をとる場合がほとんどでした。
しかし、KAGURAではあくまでナラが持つ木目の味わいを活かした無着色の仕上げにこだわり、厳選された木材の使用と素材を生かした技術でこれを実現。使い込むほどに黄金色へ変貌していく、ナラ材ならではの魅力を存分に楽しむことができます。