家具蔵の家具は職人が素材の持ち味を十二分に活かし製作していきます。木の材質や形状に合わせて、いくつもの道具を自在に使いこなします。生産性の向上を理由に機械化が進む中、あえて手仕事を残そうとするのは、機械では出せない滑らかで美妙なラインや絶妙な接合技術、また、木が本来持っている美しさを引き出せるからです。
家具蔵では材質が堅く、樹種によって材の色や木目が大きく異なるのが特徴の「広葉樹」を使用しております。強さと美しさを併せ持った個性豊かな「広葉樹」は、家具や内装などに適しています。私たちは、20万種とも言われる「広葉樹」の中でも、特に家具材に適した8種類の銘木を、材質はもちろん、産地にもこだわり厳選して使用しています。
家具蔵のモノづくりの基本は「飽きのこないシンプルなフォルムである事」・「世代を越えて永く使える強度がある事」・「工場直営のリーズナブルな価格で提供する事」です。このコンセプトは優れたデザインに贈られる「グッドデザイン賞」の対象となり、「スツールZEN」「V チェア」「タタミベッドモデルノ」「スツールクオーレ」がこの賞を受賞し、国内外からも高い評価を頂いております。
お住まいの間取り図面をお持ち頂ければ、住まいや暮らしにあった家具のご提案をさせて頂きます。お部屋の中のどのスペースに、何を収納したいか、見せたい収納、隠したい収納など希望やスタイルは様々。専門のスタッフが、動線やインテリアコーディネートを考えながら最適なご提案を行います。
間取りや使用用途に合わせて作られた家具は、使い勝手はもちろんのこと、木の持つ優しいぬくもりが感じられるまさに「オンリーワン」とも言える家具を実現します。
樹齢150 年以上の大木から切りだされた一枚板。その一枚板には、永い年月を生き抜く中で個性ある杢目が生まれ、その佇まいには一点ものならではの威厳が感じられます。木の香りがふんだんに漂う店内では、世界中から選りすぐった様々なサイズと樹種の一枚板を取り揃えております。実際の板を見て、触れて、その迫力を感じながら「自分だけの一枚」をごゆっくりとお選びいただけます。家具蔵では全店常時100 枚以上の一枚板を展示しています。
平面図やお店の展示を見るだけでは、ご自宅がどのように変化するかイメージし難いですよね。
そんな方のために、家具蔵では手描きのパース図や3Dソフトを使用して立体的にわかりやすく皆様の理想を形にしていきます。
もちろんすべて無料ですのでお気軽にご依頼下さい。
10年ぶりに訪れた目黒邸には、子供たちの元気な声があふれていた。前回、訪問時には、まだ生まれていなかった二人が7歳と4歳。団らんのリビングには、結婚を機に揃えられた木の家具が家族を見守るように静かに佇んでいる。歳月とともについたささやかな傷は、笑い皺のようにさえ見えた。「このテーブルには我が家の思い出がいっぱい詰まっているんです」と、いとおしそうにナラの天板を撫でる郁子さん。まだ子供がいないころ、ご夫婦でお正月休みに何日もかけて、この大きなテーブルでジグソーパズルの大作を完成させたこと。生まれたばかりの子供たちのおむつ替えは、いつでもこのテーブルの上だったこと。家族の誕生日には、主役がいつもこのテーブルでケーキのロウソクの火を吹き消すこと。
家族の真ん中には、いつもこのナラのダイニングテーブルがあった。それはこれからも変わらないだろう。
アームチェア“ヴォーグ”は、最初にナラで2脚を購入。その座り心地の良さを気に入って、あとからウォールナットで2脚追加。家族が増えるように、家具も増えていった。
「子どもたちの部屋もあるんですけど、いつもここで遊んでいますね。勉強もごはんもこのテーブル。大きいから作業もしやすいんですよ」と郁子さん。「子どもがいるから、汚れやちょっとしたキズなんかも気にしない」と笑うが、10年経ったとは思えないほど天板はきれいだ。「長男は、家具蔵でウォールナットのデスクを選んだんです。長女にも『私はサクランボの木の机ね』って、チェリーのデスクをねだられています。子どもたちも無垢の木の家具で育っているから、やっぱり好きなんでしょうね」と、嬉しそうに話す浩一郎さん。家具蔵で使用する選りすぐりのナラは、10年前よりもはるかに貴重な木材となった。しかしこのナラのテーブルと生まれたときからずっと一緒にいる子どもたちにとっては、そんなことは関係なく、これから先いつまでも、気兼ねなく遊べる幼なじみのような存在に違いない。
住まいのことはすべてダイニングテーブルから発想し、合うものを考えたという及川夫妻。結婚を機に家具蔵でテーブルと椅子を購入し、その後間取りや内装を自由に設計できるご新居を選び、壁の位置や照明、フローリング、などはダイニングテーブルを中心に考えていった。お住まいはお二人の人柄を象徴するように自然光が差し込む清々しい空間だ。何年か前に自由が丘の街を歩いているときに家具蔵の外にディスプレイされていた椅子に魅力を感じ、店内に足を踏み入れたのが家具蔵とお二人の出会い。人当たりがよく誠実で優しさあふれるご主人の賢さん。着物の着付師の資格を持つ、多趣味で笑顔が素敵な奥様の美里さん。普段の買い物では意見が分かれることもしばしばあるそうだが、家具に関しては二人の意見がぴったりと合ったという。
「家具蔵さんの家具はとても洗練されていて木の質感が素晴らしく、いろんな木から選べることにも魅力を感じました」と語るお二人。
お二人が選ばれたのは、使うほどに美しいグラデーションを描きながら、味わい深く経年変化するアメリカンブラックウォールナットのテーブルと椅子。それ以来時間をかけて楽しみながらウォールナットの家具を増やし空間をコーディネートしていかれたお二人。「心から気に入った家具に囲まれた生活は、それだけで毎日とても幸せな気持ちになります」と美里さん。「マンションのディベロッパーの方が我が家を訪れた際、家具がよいとこんなに建物が良く見えるんですね、と驚かれていました。マンションのグレードが上がって見えるのでモデルルームでも使いたいとお話されておりました」と住まいに訪れるお客様にも好評のよう。安い買い物ではないので家具を購入するときはじっくりと考えたというお二人。「よい家具は使い捨てのような家具と違いずっと長く使えますし、使っていくうちにキズが必ずつくもので、ついたときにそれが味になるような本物の素材であることや、将来工場できれいに補修することもできる安心感などを考えると、今では決して価格的に高いものではないと思ってます」というお二人。
「この先、どこに引っ越すとしてもまずはこの家具が活かせる住まいに住みたいですし、ずっと一緒の家族のように考えているんです」と素敵な笑顔で語るお二人。家族同然の愛情が向けられた家具たちが幸福そうに感じられた。
「ふたりとものんびりした性格だから、家具は居心地のいいものにしたいね、と話していたんです」と、小平夫妻。
ご結婚をきっかけにマンションを購入し、「どうせなら、一生使えるものを」と、家具もこだわって揃えようと決めていた。
ご夫妻で家具店を回ったが、「海外の家具はサイズも大きいし、なんとなく仰々しくて、私たちらしくない気がしたんです」と奥様・又柔(ゆうじゅう)さん。「お互い好き嫌いがはっきりしているから、絶対にふたりが気に入るものにしたくて。探してみると難しかったんですよね」。
一方で、「結婚前、ふたりで喫茶店などに入ると、自然と木の家具が置いてある店を選んでいたんです。それで、買うなら木の家具しかない、と思っていました」とご主人・裕介さん。そんなとき、家具店のホームページを探して出会ったのが家具蔵だった。
「お店に行って、ふたりともひと目でチェリーの家具に惹かれました。明るい色なのに、落ち着きやあたたかみがあって。
年を重ねるごとに艶が出たり、色の深みが増すと聞いて、これなら新しい生活を始める私たちにぴったりだねって」と又柔(ゆうじゅう)さん。裕介さんも、一つひとつ職人の手で仕上げられていることを知り、「これはいい加減には扱えない家具だな、と思いました。職人さんの気持ちを考えたら、大切に使おうという気になれますよね」。
空間をゆったりととるために、ダイニングテーブルはふたりの生活にちょうどいい小ぶりのサイズに抑えた。チェアは別々のものを選ぶつもりが、座り心地を試したところ、同じものを気に入ったそう。毎晩、このダイニングでお酒を飲みながら、ご夫婦ゆっくり夕食をとる。「届いた日から、生活にしっくりと馴染んでくれました。友だちもみんな『似合ってるね』って言ってくれるんですよ」と又柔(ゆうじゅう)さん。
リビング・ダイニングのほか、ふたりの希望で書斎を作り、チェリーのデスクと2mを超す特注のブックボードを入れた。大きなブックボードは若いご夫婦にとって少々奮発だったが、「お互いが持ち寄った本がすべて入りました」と裕介さんも満足そうだ。
「将来、子どもができたら、絵本をたくさん増やしたいですね」。「心を込めて永く大切に使ったら、家具が見守ってくれるような気がするんです。ちょっと、願掛けのような感じもあるかな」と又柔(ゆうじゅう)さん。
ふたりのお気に入りを集めた新居で、これから家具とともに素敵な年月を重ねていくに違いない。
新居のリビング・ダイニングに、家具蔵の家具を揃えられた栃元さん。吹き抜けを活かした天井の高いダイニングには、大きなチェリーのダイニングテーブル。ここは、家族のくつろぎの居間であるとともに、奥様・直美さんのパン教室の場でもある。
平日の昼間は、4~5人の生徒さんと焼きたての香ばしいパンをこのテーブルで試食。家族が集まれば、にぎやかな団欒。ときには、深夜ひとり残業をして帰宅したご主人・友一さんの安らぎのバーにもなる。
「生徒さんにもこのテーブルはとても評判がいいですよ」と直美さんが言えば「家族は寝静まっちゃてて、ひとり手酌で呑んでてもね、この木目を眺めていると、ああ、いいなあって、いつもいやされるんですよ」と、笑いを交えて話す友一さん。
無垢材の家具を選ばれたきっかけは、「ウッディな家をイメージして建築したが、実際には合板が多用されているのを知り、せめて一番身近な家具には本物の木の味わいを感じたい」との思いから。テーブル奥のダイニングボードも、作りつけと金額が変わらないと知り、家具蔵でスペースピッタリのサイズでオーダーした。買うときは思い切っちゃったけど、と笑いながら前置きして、「でもね、8年使ってみると、本当に安過ぎるなと思う」という友一さんの言葉に、家族みんなが頷いてくれた。
※文章中の情報は取材当時のものです
10年前、灘建築研究所の設計でコンクリート打ち放しの新居を構えた池田さん。
家具蔵との出会いは、建築家の紹介だった。当時、リビングにと購入されたテーブルは、この家で生まれたかのような顔をしてすっかりと馴染んでいた。おまけに、同じハードメープルで揃えられたピアノが兄弟のように置かれている。
「テーブルに合わせてこのピアノを見つけたんです。5年前から、家族でピアノを習い始めたんですが、私が一番上達してないですね」と苦笑するご主人・修三さん。さっそく長男・峻之さんが軽やかなジャズを弾いてくれると、和やかな春の休日にピアノの音色が流れて、空気まで踊りだしたかのように華やいでくる。
1階の硝子工房では、大学教員で、硝子の指輪作家でもある奥様・千登勢さんが硝子工芸教室を開講。生徒さんと一緒のランチタイムもこのテーブルだ。「家にはソファがないんですが、この椅子がとても座り心地が良くて、家族もお客さんも、みんながここで寛いでいます」と、千登勢さん。
実は、池田さんはこのアームチェア“ヴォーグⅡ”の購入前に、すでにデンマークのデザイナーズチェアを予約。しかし家具蔵でテーブルの打ち合わせのたびに座っていたチェアを気に入られ、購入を決めた経緯があった。
「ここで5時間位座って仕事をすることも多いんですが、全然疲れない。テーブルも椅子も、使うほどに、計算されつくして作られていると感心します」。大学でユニバーサルデザインの授業を持つ千登勢さんの言葉に、家具たちも少し誇らしげに見えた。
※文章中の情報は取材当時のものです
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