8年使って、いっそう
存在感が出てきましたね
vol.22 チェリーの大テーブル 東京都 高橋邸
庭の緑に囲まれた、開放的なダイニング。8人掛けのチェリーのテーブルで、季節の花々や巣箱に訪れる鳥たちを眺めながら朝食をとるのが高橋夫妻の日課だ。「緑を見て、木に触れていると元気がもらえるよ」とご主人・佳幹さんは言う。会社経営の傍ら、自然や星の写真撮影を趣味に持つ佳幹さんが、かねてから興味のあった無垢材のテーブルを購入したのは8年前のこと。年に何度かはホームパーティを開くというご夫妻の希望は「10人は座れる大テーブル」。だが、無垢材でそれだけの大きさは難しく、あきらめかけた頃に出会ったのがこのチェリーだった。「サイズも申し分なかったし、無垢材でこれだけ洗練されているものも他になかったんだよね。これはまさに理想通り。昔も今も、相変わらず自慢の家具だよ」。米松の梁や漆喰などの自然素材を使ったぬくもりのある空間に、アール・デコの照明や骨董の器のコレクションがさりげなく飾られている。「古いものが好きなだけ」と笑う奥様・知子さんは、「何でも、長くつきあって初めてわかる良さってありますよね」と話す。「テーブルも傷はついたけど、存在感や安心感は購入した時以上に感じています。ずっと生活の中心だったから、今ではこのテーブルのない暮らしは考えられないですね」。 3年前、建て替えた八ヶ岳の保養所にも、ウォールナットの8人掛けテーブルを置いた。「結局、好きなものは同じなのよね」と知子さん。保養所にもゲストが多く、8人から10人がにぎやかに食事をする。お話しを伺いながら、テーブルの周りにたくさんの人が集う楽しげな風景が見えるような気がした。






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